スタッフブログ・家づくりコラム
泥棒に侵入されやすい家ってどんな家?【滋賀県甲賀市新築コラムVol.382】
2023.04.13
甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。
せっかく夢の新築一戸建てを購入したのに、泥棒に入られたくはありませんよね。
今回は空き巣が好む家、嫌がる家などについてご紹介いたします。
空き巣被害の多くは、マンションなどの集合住宅ではなく一戸建住宅で起きています。地域格差にもよりますが、それでも集合住宅だから狙われないというわけではありませんし、防犯対策はどの物件に住んでいても同じです。空き巣に狙われないために、空き巣を近寄らせない、侵入させないための慎重な対策が必要となるでしょう。
一戸建て住宅、集合住宅への侵入手段で1番多かったのは戸締り忘れ、2番はガラス破りでした。
うっかり閉め忘れた時に限って…と思うかもしれませんが空き巣はそういう時を狙っているのです。油断せず普段からしっかりと戸締りをしましょう。
そして被害に合わないためにも、泥棒の心理を知っておきましょう。
泥棒に侵入されやすい家はどんな家?
空き巣とは
空き巣とは侵入窃盗犯罪の中の一つで、住居に人がいない隙を狙って侵入することをさします。侵入窃盗犯罪には空き巣の他に、昼間に人が居る中に侵入する「居空き」や就寝中に侵入する「忍込み」といったものもあります。この中で一番発生件数が多い犯罪が“空き巣”です。空き巣被害は減少傾向にありますが、未だ多くの被害が報告されています。
空き巣に狙われやすい家の特徴
・高い塀やボリュームのある生け垣や植木は、泥棒の隠れ場所になります。道路から敷地内が見えにくい家は泥棒が侵入しやすくなります。空き巣が人目にきにくい場所で、焦ることなくカギの解錠や窓の破壊などができてしまうのが理由です。また人通りが少ない路地や奥まった場所に建っている家も狙い目とされています。
・長期で家を空ける場合は特に、留守を悟られない工夫が必要になります。家に人がいなければ空き巣は室内をゆっくりと物色できるからです。通報される恐れもないため、留守中を狙う空き巣は非常に多いです。郵便物や新聞は事前に連絡し、配達を前もって止めておくと良いでしょう。また、洗濯物も外出時には放火を防ぐためにも、室内へ取り込んでおくことも大切です。
・帰宅時間が遅くなり家に誰もいない状態が長いと分かっている場合には、あえて室内の照明を点けたまま外出するか、市販のタイマーを使って夜間に照明やテレビなどを点けておき、家に人がいるのかと思わせる事も効果的です。
・人の目線は上に向きにくいものです。ベランダの囲いの見通しが悪い場合などは、ベランダの内側で屈んだりしてしまうと外から簡単に見えなくなってしまうので良い泥棒の隠れ場所になってしまいます。プライバシーを気にしてベランダに囲いをする事は、防犯上のリスクが高くなりますので、気を付けましょう。人の視線が届きやすい1階の道路側のベランダであっても、見通しを良くすることが大切となります。
・捕まりたいと思う泥棒はいないでしょう。見つかるリスクのある光と音を嫌います。隣家との間や家の裏側など死角になる場所には、センサー付きのライトや監視カメラを設置すると良いですね。日中は死角にならない場所でも、夜間は暗くなり見えにくい場所が増えますから夜間は門灯を常に灯したり、歩くと大きな音がする「防犯砂利」などが、防犯対策として効果的です。
空き巣が嫌がる家の特徴
・防犯対策がされている。玄関に防犯カメラやセンサーライトが設置されているなど、みるからに防犯対策をしている、防犯意識が高い家は空き巣が避けたがります。また、知らない人が近づくと大きな声で吠えるような番犬がいる場合も空き巣は嫌がります。犬は吠えて人の注目を集めたり、噛み付いてくるといったことがある為です。
・侵入に時間がかかる。長時間に渡り家の周りで不審な動きなどをしていると、誰かに見つかり通報されるおそれがあるため、空き巣は侵入に時間をかけません。侵入に5分以上かかると諦めて別の場所へ行くといわれています。その為、ドアや窓のカギを二重にして対策しておくなど、解錠に時間がかかるようにすると空き巣対策として有効になります。
・死角がない。空き巣は人目につかない場所で作業することを好みます。死角がなく何処からでも家がみえるような場所を嫌うのです。高い塀や垣根、植木などが多くあると、隠れる場所が多くなるので空き巣が潜伏したり入りやすい家となるといえるでしょう。こういった隠れられそうなものがなく、道路から見通しがよい家を避ける傾向にあります。
空き巣に狙われないためにすべきこと
設備面の防犯対策として以下があげられます。
・玄関や窓のカギを強化する
・防犯カメラを設置する
・センサーライトを設置する
・砂利を敷く
・セキュリティサービスを導入する
玄関や窓の鍵を強化することで開錠に時間がかかるようにしましょう。「ワンドアツーロック」が推奨されています。防犯カメラは道路から見えない死角部分に設置すると死角をつぶす効果も期待できます。セキュリティサービス会社と契約しておくと、空き巣予防としてとても有効です。家族以外が侵入するとアラームが鳴る、警備員が駆けつけるサービスなどがあるため、徹底的に空き巣を防げます。そのため、セキュリティサービスと契約している証拠であるステッカーがある家は、空き巣に嫌がられます。
留守をできるだけ悟られないようにする、普段から戸締りを忘れずにする、何かあった時にすぐに通報してもらえるように普段から近所付き合いを大事にしておく、などなど普段の行動からも防犯意識を高く持つことが重要です。
まとめ
空き巣被害の件数はかなり多く慎重な対策が必要です。とくに一戸建住宅の被害が多いため、一戸建住宅に住んでいる人は鍵の増設やセンサーライトなどに工夫したほうがよいでしょう。特に空き巣が嫌がる家にするために効果が高い対策は、セキュリティサービスへの加入です。
ですが普段からの防犯意識も大事なので「長期留守を悟らせない」「戸締りは忘れない」などもしっかりと意識していきましょう。
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