スタッフブログ・家づくりコラム
騒音対策で快適なお家づくり【滋賀県甲賀市新築コラムVol.62】
2020.04.20
甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。びわこホームの青木です。
家族と長く暮らしていくお家には「騒音対策」も大切なことのひとつに値します。
電車などの交通機関が近かったり人が多い所など、気になってしまいストレスになりかねません。
静かな環境で暮らす方が家族の会話は自然にでき、毎日の暮らしにほっと一息つくことができます。
騒音に悩まされないお家づくりとはどんな事に気を付ければいいのかお伝えしようと思います。
日常的な騒音がストレスに
早朝や夜遅くに電車の音や近所の犬の鳴き声、人の話し声などが気になって眠れなくなった事などございませんか?
静かに暮らす事は大切なのですが、残念ながら国内のお家づくりにおいて防音対策が100%という標準仕様はございません。
防音効果の高い仕様にしようとしても多額な追加費用が発生してしまいます。しかも、すべての音をシャットダウンするのは難しいですね。
なので、お家を建てる以前に、土地選びから対策する必要があります。交通機関に隣接した場所や住宅が密集している地域など極力避ける事も大切です。
どの程度になると騒音になるの?
最近では、ピアノ音などで近隣とのトラブルで事件にまで発展してしまうこともあり、どの程度までの音なら一般的に許容されるのでしょうか。
まずは公的基準を見てみましょう。環境省では、最低限度の騒音に係る環境基準というものが以下の通りに定められています。
また、住宅内で不快に感じる音の大きさというのは、場所によって大きく異なります。
例えば、50デシベルなら、家庭用エアコンの室外機(直近)や 静かな事務所の中、小さな声で話した時くらいが目安です。
60デシベルは、走行中の自動車内、普通に会話をした時の大きさ、デパート店内くらいが目安となります。
ちなみに「うるさい」と不快に感じる大きさは70デシベル~、高速走行中の自動車内や近くで聴くセミの鳴き声などが挙げられます。
新築住宅建築時からできる防音対策
防音仕様といっても簡単に行えるものから構造自体の強化が必要な対策まで幅広くあります。
新築住宅建築時からできる事は初めのうちに検討しておけば、のちのち多額な費用をかけてリフォームなどをしなくて済みます。
気密性と断熱性を高くする
一般的に高気密で高断熱の住宅は、外からの音を気密性の高い外壁で遮り、跳ね返しきれなかった音を壁の中の断熱材が吸収するため、遮音性が高いといわれています。
断熱材の種類などで気密性も変わるので、どのような種類があるのか費用はどのくらいかかるのか建築会社に相談しましょう。
防音性の高い建築資材を選ぶ
新築ならではの防音対策としておすすめなのが、防音性の高い建築構造を選ぶことです。
一般的に鉄筋コンクリート造の住宅は、何本もの鉄の骨組みにコンクリートを流しているため、気密性が高く、防音性も高いといわれています。
しかし、木造建築の場合は木材の通気性は良いのですがその反面、音も通しやすいといわれています。
木造建築の場合で防音対策を行う場合は、カーペットや防音ゴムなどを使用すると音の響きを軽減することができます。
騒音が伝わる部分ごとに対策を取る
騒音が伝わる原因であると考えられる各部分ごとに、対策を取っていくこともおすすめです。
また、床や壁、天井は、室内外の音が響きやすく、伝わりやすい部分でもありますが、その次に音の出入りがしやすい部分といえば窓と出入り口です。
窓は大きさと位置、サッシの性能に注目してみましょう。二重サッシや複層ガラスなどを採用することで防音の対策にもなります。
音は空気を伝わっていくので、窓から漏れる音は遠ければより聞こえにくくなりますので、設計段階でなるべく隣の家の窓から離すなど工夫をして
空気による音の伝わりを防ぎ、互いの騒音により発生するトラブルを防ぎましょう。
畳を敷いて音を軽減する
騒音対策のひとつとして、畳を敷くのもおすすめです。畳に利用されているイグサの繊維には吸音性がありますので、家庭内から出る騒音を軽減させてくれます。
騒音対策としてもいいですし、家族の憩いの場として和室を設けることもおすすめします。
まとめ
外部からの騒音の防止だけでなく、自分たちは発する音にも気をつかう事も大切となります。
自分では騒音と思っていない事でも近隣には不快な思いをさえてしまう事も考えられます。後のトラブルを防止するためにも騒音対策も踏まえた家づくりをおすすめします。
また、びわこホームが建築しているエリアは閑静な住宅街が多いので、静かなところでの快適な生活を希望される方はぜひお問い合わせください。
そして、静かに暮らせる家づくりには家を建てる前のプランニングが大切となってきます。
上記のように説明しました、小さな工夫を取り入れることでより快適な住まいづくりを実現しやすくなります。
ぜひ、家族が快適に暮らせる住まいづくりの参考にしてみてくださいませ☆彡
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