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外壁のお手入れと耐久性【滋賀県甲賀市新築コラムVol.465】

2025.01.15

こんにちは!びわこホームです。
注文住宅を考える際に、「外壁ってどれがいいんだろう?」と迷われたことはありませんか?
外壁は住宅の外観を左右するだけでなく、ライフスタイルやランニングコストにも大きな影響を与えます。この記事では、サイディング、ガルバリウム、塗り壁の特徴を詳しく解説し、それぞれの外壁材がどのようなライフプランやコストに適しているのかをお伝えします。さらに、お手入れや耐久性についても掘り下げてご紹介します。

この記事を読むと、外壁選びのポイントやメリット・デメリットが分かり、ご家族にとって最適な外壁材を選ぶヒントを得られます。「一生に一度の家づくりを成功させたい!」というご家族はぜひ最後まで読んでみてください!

外壁のお手入れと耐久性


サイディングのお手入れと耐久性

お手入れ方法

  1. 定期的な洗浄
    • サイディングは表面に汚れが付着しやすいため、年に1~2回程度高圧洗浄機で洗浄するのが理想です。
    • 特に、北側や日陰になりやすい箇所では苔やカビが発生しやすいので注意が必要です。
  2. コーキングの補修
    • サイディングの目地部分に使用されるコーキング材は、5~10年で劣化します。
    • 劣化を放置すると雨水が内部に侵入し、建物の耐久性が低下します。
  3. 再塗装
    • 窯業系サイディングは表面の塗装が紫外線や雨風で劣化するため、10~15年ごとに塗り替えが必要です。
    • 高耐久塗料を使用することでメンテナンスサイクルを延ばすことが可能です。

耐久性

  • 窯業系サイディングの寿命は約30~40年。
  • 金属系サイディングは50年近く使用可能な場合もあります。
  • メンテナンスを怠ると、寿命が大幅に短縮されるため注意が必要です。

ガルバリウムのお手入れと耐久性

お手入れ方法

  1. 汚れの拭き取り
    • 金属製のため、表面は汚れにくいですが、雨だれや汚れが目立った際は中性洗剤を使った手洗いが効果的です。
    • 高圧洗浄機を使用する場合は、低圧モードで行うことで表面の塗装を傷めません。
  2. 塗装のメンテナンス
    • ガルバリウム鋼板自体の耐久性は高いものの、表面の塗装が劣化するため、15~20年ごとに再塗装が必要です。
    • フッ素系やシリコン系の高耐久塗料を使うことで次のメンテナンス時期を遅らせることが可能です。

耐久性

  • ガルバリウム鋼板の寿命は20~30年。塩害地域では耐久性が若干低下します。
  • メンテナンスを適切に行うことで、耐用年数を40年以上に延ばすことも可能です。

注意点

  • 切断面や傷の放置は錆びの原因となるため、早期補修が必要です。
  • 定期的に外壁全体を点検し、異常を早期発見することが重要です。

塗り壁のお手入れと耐久性

お手入れ方法

  1. 表面の汚れ除去
    • 表面がザラザラしているため、ほこりや泥汚れが目立ちやすいです。
    • 柔らかいブラシやスポンジを使って手洗いするのが一般的です。
  2. ひび割れ補修
    • 塗り壁はひび割れ(クラック)が発生しやすい性質があります。
    • 小さなクラックは、専用の補修材で埋めることで簡単に修復可能ですが、大きな亀裂はプロの業者に依頼する必要があります。
  3. 再塗り直し
    • 塗り壁の寿命は素材によりますが、モルタル系の場合、10~15年で塗り直しが必要です。
    • 天然素材(漆喰や珪藻土)の場合は、頻繁な塗り替えが必要ないケースもあります。

耐久性

  • モルタル系塗り壁の耐用年数は約30年。
  • 天然素材を使用した塗り壁は50年近い耐久性を持つ場合もありますが、施工方法や環境条件により差があります。

注意点

  • 塗り壁は吸湿性が高いため、雨水が染み込むと内部が劣化しやすいです。撥水加工や防水処理を施すことで耐久性を高められます。
  • 表面が傷つきやすいため、大雨や衝撃に備えた点検が重要です。

メンテナンス頻度とコストの比較

外壁材 メンテナンス頻度 メンテナンスコスト(目安) 耐久性
サイディング 再塗装10~15年、目地補修5年 80万~150万円/再塗装 30~40年
ガルバリウム 再塗装15~20年 100万~200万円/再塗装 20~30年(最適条件で40年)
塗り壁 ひび補修5~10年、再塗装10~15年 100万~200万円/再塗装 30~50年

 

イメージやコスト、ライフプランに合わせた外壁の選び方

外壁の選択は、家の見た目だけでなく、ライフスタイルや予算にも直結します。それぞれの特徴を深掘りしながら、理想の外壁選びのポイントを解説します。

1. デザインイメージに合わせた選び方

サイディング

  • 豊富なカラーバリエーションや質感があり、現代的・クラシック・ナチュラルなど、幅広いスタイルに対応可能です。
  • 窯業系サイディングはレンガ調や木目調が得意で、柔軟にデザインが選べます。
  • 金属系サイディングはシャープでスタイリッシュな印象を与えたいときに最適です。

ガルバリウム鋼板

  • シンプルで無機質なデザインが特徴で、工業風やモダンデザインにぴったり。
  • マットな質感や金属の輝きが好まれる場合に選ばれます。

塗り壁

  • 自然で柔らかな印象を演出したい場合に適しています。
  • 漆喰や珪藻土はナチュラルで温かみのある外観を作り出します。
  • 手作業の独自模様が唯一無二のデザインを実現します。

2. コストと予算に合わせた選び方

外壁材 初期コスト(目安/m²) ランニングコスト(10年) メンテナンスの費用感
サイディング 5,000~8,000円 中(塗装や目地補修) 80万~150万円
ガルバリウム 7,000~12,000円 中(再塗装) 100万~200万円
塗り壁 10,000~20,000円 高(ひび補修や再塗装) 100万~200万円

コスト重視の方へのアドバイス

  • 短期的な予算を抑えたい場合は窯業系サイディングがおすすめ。初期費用が安く、デザインの幅も広いです。
  • ランニングコストを抑えたい方には、耐久性の高いガルバリウム鋼板や漆喰系塗り壁が適しています。

3. ライフプランに合わせた選び方

  1. メンテナンス頻度を抑えたい方
    • 長期間住む予定がある場合、耐久性が高く、再塗装の回数が少ない外壁材を選ぶとメンテナンスの手間が減ります。
    • ガルバリウム鋼板は20年以上耐久性を維持できるため、長期的なコスト削減が期待できます。
  2. 外観にこだわりたい方
    • デザイン重視なら塗り壁の手作業による独特な模様やテクスチャーが理想的です。
  3. 健康や環境を意識したい方
    • 自然素材の漆喰や珪藻土は、調湿効果や防カビ効果があり、住環境を快適に保ちます。
  4. 転勤や引っ越しの可能性がある方
    • 短期間で家を手放す予定がある場合は、初期コストの低いサイディングが最適です。購入時のコストを抑えることで、将来的な資産価値も維持しやすくなります。

お手入れや耐久性を含めたまとめ

外壁はデザイン性だけでなく、お手入れのしやすさや耐久性も選択の大きな要因となります。
適切なメンテナンスを行うことで、住宅の寿命を延ばし、美しさを保つことが可能です。

外壁材 メンテナンス頻度(目安) 耐久性の目安 主な注意点
サイディング 10~15年(再塗装) 30~40年 目地部分の補修が必要
ガルバリウム 15~20年(再塗装) 20~30年(条件で40年) 塩害や傷の早期補修が重要
塗り壁 10~15年(再塗装) 30~50年 ひび割れ対策と汚れ防止が必要

選び方の最終ポイント

  • 短期的なコスト重視なら サイディング
  • 長期的な耐久性とスタイリッシュな外観を求めるなら ガルバリウム鋼板
  • 温かみのある自然なデザインや健康面を重視するなら 塗り壁

一生に一度の家づくり を成功させるために、ライフスタイルや予算に合わせた外壁を選びましょう!


まとめ

外壁選びは住宅の印象や住み心地に大きく影響を与える重要な決断です。
それぞれの素材の特徴やメンテナンス性、耐久性を考慮しながら、自分たちのライフプランや予算に合った選択をすることがポイントです。

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