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太陽光発電の蓄電システムの導入とその未来【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.418】

2023.08.28

滋賀県の甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは、びわこホームです。

 

今回は前回に引き続き太陽光発電に関してです。最近では、太陽光発電だけでなく、蓄電システムも組み合わせた導入が増えています。今回は注文住宅における太陽光発電の蓄電システムについて、その仕組み、メリット、デメリット、そして売電価格について詳しく解説していきます。

 

太陽光発電の蓄電システムの導入とその未来


太陽光発電の蓄電システムの仕組み:

太陽光発電は、太陽光エネルギーを電力に変換する方法であり、直流電力が生成されます。しかし、我々の日常生活で使用する電力は交流電力です。このため、太陽光発電で生成された直流電力を住宅の電力需要に合わせた交流電力に変換する必要があります。ここで、蓄電システムが登場します。

蓄電システムは、太陽光発電で余った電力を電池に蓄え、必要な時に放出する仕組みです。太陽光発電が十分に発電されている時に余剰の電力を蓄え、天候が悪い日や夜間にその蓄えた電力を使用することができます。これによって、自家消費の最大化や電力需給の安定化、災害時のバックアップなど、様々なメリットが得られるのです。

 

 

太陽光発電の蓄電システムのメリット:

  1. 自家消費の最大化: 蓄電システムを導入することで、発電された電力を最大限に自家消費することが可能です。余剰の電力を蓄え、消費が多い時間帯に使用することで、電力会社からの購入電力量を減少させることができます。
  2. ピークカットと電力需給の安定化: 蓄電システムは、電力供給がピークを迎える時間帯に蓄えられた電力を供給することができます。これにより、電力需給のピーク時における電力供給の安定化に寄与し、電力供給に関するストレスを軽減します。
  3. 災害時のバックアップ: 蓄電システムを備えた太陽光発電は、停電時にも一定の電力供給を確保することができます。自家発電によるバックアップ電源としての役割を果たし、災害時の生活の安定性を高めることができます。
  4. 売電価格の最適化: 売電価格は時間帯や契約内容によって異なります。蓄電システムを活用することで、電力を高価格で売るタイミングを狙うことができます。これにより、売電収入を最大化することができます。

太陽光発電の蓄電システムのデメリット:

  1. 初期投資費用の増加: 蓄電システムを導入する場合、初期投資費用が増加します。蓄電システムの設備費用やメンテナンス費用を考慮する必要があります。このため、導入時に高いコストがかかる可能性があります。
  2. スペースの必要性: 蓄電システムは、電池ユニットなどの機器を設置するスペースを必要とします。設置場所に制約がある場合、蓄電システムの導入が難しくなる可能性があります。
  3. バッテリーの寿命と交換費用: 蓄電システムに使用されるバッテリーは、使用時間とともに劣化し性能が低下します。バッテリーの寿命や交換費用を考慮し、長期的な運用計画を立てる必要があります。

 

売電価格についての考慮:

太陽光発電を導入した家庭では、余剰の電力を電力会社に売ることができる売電が可能です。売電価格は地域や契約内容によって異なりますが、一般的には政府が定める買取価格を基にしています。買取価格は長期間にわたって保証されることが多く、安定した売電収入を見込むことができます。一部地域では時間帯によって売電価格が変動する制度も導入されており、これによって売電収入を最大化する方法を検討することも重要です。

 

 

まとめ:


注文住宅における太陽光発電の蓄電システムは、エネルギーの効率的な活用と環境への配慮を両立させるための有益な手段です。自家消費の最大化やピークカット、災害時のバックアップなど、多くのメリットが存在しますが、初期投資費用やバッテリーの寿命に関するデメリットも考慮する必要があります。売電価格は売電収入の主要な要素であり、契約内容をよく理解し、収益を最大化する方法を検討することが重要です。太陽光発電の蓄電システムは、未来に向けた持続可能なエネルギーへの一歩を示しており、その導入は注文住宅においても一考の価値があります。

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