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長期優良住宅とは?【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.407】

2023.07.22

滋賀県の甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは、びわこホームです。

 

長期優良住宅、よく耳にする言葉ですが皆さんは選定基準など細かい部分までご存知でしょうか?

長期優良住宅とは、耐久性や省エネ性などの基準を満たし、長期間にわたって高い品質を維持できる住宅のことを指します。日本においては、省エネルギー性や地震などの自然災害に対する耐久性が重要視され、長期優良住宅の普及が進められています。今回は、長期優良住宅の認定基準やメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

長期優良住宅とは?


【長期優良住宅の目的】

長期優良住宅の目的は、持続可能な住宅環境の構築と高品質な住宅の提供です。

  1. 高い品質の住宅提供: 長期優良住宅は、耐久性や省エネルギー性、環境への配慮などの基準を満たすことが求められます。これにより、住宅の品質が向上し、長期間にわたって安心して住むことができるようになります。
  2. 省エネルギーと地球環境への貢献: 長期優良住宅はエネルギー効率が高く、省エネルギーな暮らしを促進します。エネルギー消費を削減することで、地球環境に対する負荷を軽減し、温室効果ガスの排出削減に貢献します。
  3. 地震や自然災害に対する安全性向上: 耐震性や自然災害への対策が考慮された設計と施工により、災害時の被害を最小限に抑えることが可能となります。住宅の耐久性向上が、住民の生命や財産を守る重要な要素となります。
  4. 健康と快適な住環境の提供: 長期優良住宅は、断熱性や換気設備などが適切に設計されているため、快適な居住環境を提供します。また、住宅内の健康に配慮した素材選びや設備の設置が行われることで、住民の健康を保ちます。
  5. 老朽化対策とメンテナンスの容易性: 長期優良住宅は、品質が高く長寿命であるため、住宅の老朽化が抑えられます。また、メンテナンスの容易性を考慮した設計により、住宅の価値を長期間にわたって維持できます。
  6. バリアフリーな住環境の提供: 老齢化社会においては、高齢者や身体障害者に対するバリアフリーな住環境が重要となります。長期優良住宅は、バリアフリーな設計を取り入れることで、より多様な住民のニーズに応えることができます。

【長期優良住宅の選定基準】

長期優良住宅の認定には、以下のような基準が存在します。

  1. 耐久性:地震や台風などの自然災害に対する耐久性が高く、長期間にわたって住宅の安全性を確保できることが求められます。
  2. 施工技術:建築の専門知識を持った技術者による適切な施工が行われていることが必要です。
  3. 省エネルギー性:断熱性や換気設備など、エネルギー消費を抑える取り組みが含まれています。
  4. 環境への配慮:環境への影響を最小限に抑えるための工夫がなされていることが重視されます。
  5. 健康性:住宅内部の環境や素材による健康への配慮が含まれます。
  6. メンテナンス性:長期間にわたって住宅の価値を保つため、メンテナンスが容易に行えるよう設計されていることが必要です。

 

【長期優良住宅のメリット】

  1. 高い品質:認定基準を満たした長期優良住宅は、耐久性や省エネ性に優れているため、建物の品質が高くなります。これにより、住宅の寿命が延びることが期待できます。
  2. 経済的メリット:省エネルギー性が高いため、光熱費などのランニングコストが抑えられます。長期的な視点で見れば、家計に優しい選択と言えるでしょう。
  3. 環境への貢献:省エネルギー性や再生可能エネルギーの活用など、環境への負荷を軽減することができます。地球環境に配慮した住宅選びが可能です。
  4. 快適な生活環境:断熱性や換気設備などにより、快適な居住環境を提供します。四季折々の気候変化にも対応できるため、住み心地が良いです。
  5. バリアフリー対応:高齢者や身体障害者に配慮した設計が進められており、バリアフリーな住環境を実現します。

 

【長期優良住宅のデメリット】

  1. 費用面:長期優良住宅は高品質な素材や技術が必要となるため、建築費用が通常の住宅よりも高くなることがあります。初期投資が大きい場合があります。
  2. 認定取得の手続き:長期優良住宅の認定を受けるには、厳格な基準をクリアしなければなりません。そのため、取得の手続きや審査に時間と労力がかかることがあります。
  3. 建築デザインの制約:認定基準を満たすため、建築デザインに制約が生じることがあります。個性的なデザインを求める場合は、柔軟性が制限されるかもしれません。
  4. 新技術の導入リスク:長期優良住宅は、新しい技術や材料を取り入れることが多いため、その効果や耐久性が不確定な場合もあります。
  5. リセールバリュー:一般的な住宅に比べて建築費用が高いため、リセールバリューが高いとは限りません。その点を考慮して購入する必要があります。

 

 

長期優良住宅は、持続可能な社会の実現や住宅の質の向上に貢献する重要な取り組みです。メリットとデメリットをよく理解し、自らのライフスタイルや経済的な状況に合った判断を行うことが大切です。将来を見据えた長期的な視野で住宅選びを行うことで、より快適な生活と社会への貢献が期待できるでしょう。

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