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ランドリールームのメリット・デメリット【滋賀県甲賀市新築コラムVol.396】

2023.06.01

甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。

共働きが当たり前になったこの時代、家事を効率的にこなせる「ランドリールーム」がある間取りは人気を集めています。

今回はランドリールームのある新築を検討中の方に向けて、ランドリールームのメリット・デメリットなどをご紹介します。

間取り決めの参考にしてみてくださいね!

ランドリールームのメリット・デメリット


1.ランドリールームとは

ランドリールームとはその名の通り、洗濯に関わる一連の作業が全てできる部屋のことです。衣類を洗う、干す、畳む、アイロンをかけるなど全て行えます。最近は洗濯だけでなく、デスクを置いてパソコンを触ったり、ちょっとした作業もできるユーティリティの役割を持たせるケースもあります。

似ている言葉として「サンルーム」があります。ランドリールームは洗濯物専用の部屋として設けられていますが、太陽光を多く取り入れるためにガラス張りにされている部屋が「サンルーム」と呼ばれます。サンルームは洗濯物の干し場所として利用したり、リビングの延長として利用したりなど、より多目的な使い方ができます。

 

2.ランドリールームのメリット

・雨風、花粉、排気ガスなどを気にせず洗濯物が干せる

お天気の良くない日でも室内の匂いなどをきにせず洗濯ものを干すことができます。

花粉やPM2.5などの大気汚染が深刻化する春先だと、屋内に洗濯物を干したいというニーズが高まります。花粉症対策、健康被害の対策にもなるのがランドリールームを設けるメリットです。

 

・家事を効率化できる

洗濯を回してから干して、洗濯物を畳む作業まで、ランドリールームですべてを完結させることができるので、家事を効率化できるのが最大のメリットです。ランドリールームを設置したい理由で多くあげられる意見です。ランドリールームがないと1階と2階を往復したりなどどうしても導線が長くなってしまいますから時短をしたい方にはランドリールームを入れた間取りを検討してみてください。

 

・生活感をださず、スッキリした暮らしができる

取り込んだ洗濯物を一時的にLDKに置いたりすることがなくなる為、無駄な生活感を出さずに暮らすことができます。

突然の来客があっても慌てて片付けたり、なんてことも無くなりますね。

 

3.ランドリールームのデメリット

・あまり使わなくなってしまう恐れがある

使い勝手を考えずに設置するとかえって不便になることも。使わなくなってしまったというケースもあります。

マイホームは長く暮らす場所であるため、子どもが独立したあとも必要かどうかなど、長い目で見たうえでランドリールームを取り入れるべきか検討してみましょう。

 

・建築費用がアップする

ランドリールームは一部屋分スペースを取る必要があるため、その分の建築コストが上がるのがデメリットとなります。

目安として、ランドリールームを設ける場合と設けない場合を比較すると、約20〜40万ほど費用に差が出ると言われています。広さや設備などによって費用に幅は出ますが、コストがかかるということは事前に考慮したうえでランドリールームを取り入れるかどうかを決めましょう。

 

・間取りに余裕がないと実現が難しい

ランドリールームは、間取りに余裕がないと実現しにくいのというのがもう一つのデメリット。

最低でも2畳、余裕をもたせるなら4畳分のスペースを必要とする為、床面積に余裕がない場合はランドリールームを設けるかどうかを再検討する必要があります。

 

4.ランドリールームをつくる際の注意点

床や壁材に気をつける

床や壁には水に強くて掃除がしやすいものを選ぶようにしましょう。タイルなどがおすすめです。

 

実際の行動をイメージして家事導線に配慮

家事をするときの実際の行動をイメージし、導線に配慮した間取りにすると家事が楽な暮らしやすい家になります。

キッチン→パントリー→ランドリールームまでの導線を短くしておくと、料理と洗濯、両方を効率化することができます。またランドリールーム兼脱衣所にすると洗濯が必要な衣類を集めやすくなり、ファミリークローゼットを設ければ洗濯後の衣類の片付けもうんと楽になります。

 

使い勝手の良い長く使えるスペースに

ランドリールームのデメリットでもあるのが「せっかくランドリールームを作ったのに結局使わなくなってしまった‥」という後悔。そうならないように、使い勝手が良いスペースづくりを意識するのが大切なポイントとなります。

特に収納量が足りなかったと後悔する声をよく耳にしますので、収納はたっぷりと設けておくようにしましょう。さらに浴室前に脱衣所も兼ねたスペースとして作るなど、万が一利用しなくなっても多目的に使える選択肢を残しておくのもポイントです。

 

広さは2〜3畳のスペースを確保する

ランドリールームの広さの目安として、「2〜3畳」のスペースを確保するようにしましょう。4人家族でゆったりと使いたい場合や面積に余裕がある場合は、「4畳」確保しておくのもいいかもしれません。

狭すぎると使い勝手が悪くなり、広すぎてもスペースの無駄使いにつながってしまうため、どれくらいの収納量が必要か、どれくらいの大きさの洗濯機・乾燥機を置くのかなどをしっかりと考慮して広さを決めましょう。

 

風通し・空調設備で湿気対策を

「日当たり」を優先しがちですが特に大事なのは通気性です。屋内で洗濯物を干すことになるため、湿気対策がきちんと行われていないとカビが発生してしまうことがあるため注意が必要となります。

対策としては、窓は2か所以上設置するなど風通しの良い環境づくりと、性能の高い空調設備を設けることなど。24時間換気をおこなってくれる「全館空調システム」もおススメです。

 

 

まとめ


いかがでしたでしょうか?ランドリールームがある家というのは、家事がしやすそうで憧れてしまいますよね。ぽかぽかと日の当たるお部屋に洗い立ての洗濯物の匂いが広がるのは、想像しただけでも気持ちが良さそうです。

どうせならお気に入りの雑貨を置いてみたり、リラックスできる空間にして、家事の合間にお気に入り時間を過ごしてみたりするのもいいかもしれません。家事だけのスペースにしてしまうのはもったいなくなってしまいますね!

 

ですがメリットがあるものには必ずデメリットもあります。なんとなくでランドリールームを作ってしまっては、かえって不便になってしまうことも。

お家を建てる前にはきちんとデメリットも把握しておいた上で、本当に必要かどうか、作るならどういった間取りにするのか、しっかりと考えて作ってみてくださいね。

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