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見落としがちなコンセントの位置①【滋賀県甲賀市新築コラムVol.392】

2023.05.20

甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。

実はココにも欲しかった!
たくさん設置したほうが使い勝手が良い
と思ってつけたもののソファーの裏になってしまった…などなどコンセントの位置で失敗しているケースは良く聞きます。

新築をかんがえていらっしゃる今ならまだ間に合います!

今回はコンセントの位置や数量などについてご紹介していきます。

見落としがちなコンセントの位置


一般的なコンセントの高さは25cm​

まずは一般的に採用されているコンセントの高さについてです。​指定をしなければ25cmを標準の高さに設定している住宅会社がほとんどでしょう。一部の住宅会社では高さ30cmを標準にしていることもあります。

低すぎるコンセントは抜き挿しが大変ですし、床と壁の間に施工された巾木とぶつかってしまいます。逆に高い位置にコンセントがあると目立ってしまいデザイン性が損なわれます。

 

丁度いいバランスを考えて「25cmくらいが妥当」という結論に至っています。ただしこれはあくまで一般論。自分にとっての使い勝手を考えて適切な高さを考えることが大切です。

ちなみに25cmの場合は、コンセントの中心部が25cmの高さになるように施工されています。

 

 

おススメのコンセント高さ

玄関

玄関のコンセントのおすすめの高さです。

・玄関ホール壁: 床から25~40cm

・SIC(Shoes In Closet)の棚の上 棚上10~15cm
・SIC内: 床から40~100cm

 

玄関ホールの壁はクリスマスツリーなどの季節物を飾るなら、コンセントが目立ちにくい25cmの高さ。下駄箱の棚にアロマディフューザーなどを置きたいなら棚上1cm前後。

コードタイプ掃除機の使い勝手を優先したいなら、床から30~40cmがおすすめです。ただし、高い位置は目立ちやすいため、玄関ホールの死角になりやすい位置に施工することをおすすめします。

SIC内は目立ちにくいため、使い勝手を考えて高さを決めることをおすすめします。床と棚のどちらに電源が必要なものを置くのか考えて、高さを調整しましょう。

 

 

■リビング

リビングのコンセントのおすすめの高さです。

 

・リビング壁:床から25cm
・ソファ周り:床から40~60cm
・テレビ周り:床から25cmまたは100~110cm

 

リビングはデザイン性を意識する方も多いと思いますので、基本的には25cmの高さをおすすめします。加湿器やサーキュレーターなどは挿しっぱなしのことが多いため、使い勝手も気になりにくいです。

スマホの充電をしながらソファでくつろぎたいのならコンセントの高さに注意しなければなりません。25cmの高さのコンセントだと、ソファと被って隠れてしまい使えない可能性があるからです。ソファに合わせて40~60cmくらいの高さに設定しておくと使いやすいでしょう。テレビ周りは通常のテレビなら25cm、壁掛けテレビの場合は100~110cmくらいの高さがおススメです。

壁掛けテレビは隠蔽配管などでコンセントやコードを目立たせなくする工夫が必要です。

 

 

■ダイニング

ダイニングのコンセントの用途とおすすめの高さです。

 

・ダイニングの壁:床から25cm
・テーブル横の壁:テーブルの上端から10~20cm

 

ダイニングのコンセントもリビング同様に視覚的に目立ちやすいため、25cmがおすすめとなります。ただしダイニングテーブルが壁付けの場合などはテーブルの高さに合わせてコンセントがあると便利です。

ホットプレートなどが使いやすくなります、ダイニングテーブルの高さに合わせてコンセントを施工しましょう。横に2口並んでいるコンパクトなコンセントなら、テーブルの上端から10cmの高さでも問題なく使えるでしょう。

 

 

■キッチン

キッチンのコンセントの用途とおすすめの高さです。

 

・カップボードの壁:天板から15cm前後
・パントリーの中:床から80~115cm前後

 

カップボードに家電を並べる場合、天板から15cm前後にコンセントをつけましょう。高すぎる位置だとコンセントが見えてしまいます。また、パントリーに家電を置きたい場合は棚の高さに合わせてコンセントの高さを決めましょう。カップボードのコンセントと高さに合わせると、家電を置いたときの見栄えが良くなるためおススメです。

 

壁付けやI形キッチンは前面の壁にコンセントをつけることも可能です。キッチンの近くにコンセントがあると、ミキサーなどを使えたりスマホで動画を見ながら料理が作れたりするので便利です。

アイランドキッチンの場合は、キッチン本体にコンセントをつけることが可能です。採用するキッチンメーカーによってコンセントの位置が異なるため確認してみてください。

 

■洗面脱衣所

洗面脱衣所のコンセントのおすすめの高さです。

 

・ダイニングの壁:床から25cm
・洗面台周りの壁:洗面台の上端から15~30cmくらい
・洗濯機用:床から105~110cm

 

掃除機や電気ストーブなどで使うコンセントは、一般的な25cmがおススメです。

 

洗面台周りのコンセントは水がコンセントに跳ねてしまう可能性がある為、施工場所に注意する必要があります。洗面ボウルと壁が離れているなら、洗面台から15cmくらいの低めの位置でも問題ありません。

水が跳ねる可能性がある場所なら少し高めの位置にコンセントをつけると良いでしょう。洗面台横にコンセントがあると、ドライヤーやヘアアイロンなどが使いやすくなります。

 

洗濯機は本体の20cmくらい上にコンセントがあると理想的ですが洗濯機を買い替えるとサイズは変わってしまいます。そのため、一般的な105~110cmの高さに施工しておけば問題ないでしょう。

 

■トイレ

トイレのコンセントの高さを紹介します。

 

・トイレのコンセント:床から25cm

 

トイレ本体の電源用に必ず1つコンセントを採用します、一般的な25センチがおススメです。冷暖房器具や消臭などの空気清浄器具を使いたいなら、もう1つコンセントを追加しても良いでしょう。

 

■寝室・子供部屋

寝室や子供部屋のコンセントの高さを紹介します。

 

・居室のコンセント:床から25cm

 

各居室のコンセントは一般的な25cmの高さで問題ないでしょう。

ベッドに寝ころびながらスマホを充電したい場合はベッドに合わせてコンセントの高さや位置を決めますが、将来ベッドを買い替えることも考えて高さや位置を決めましょう。

 

■廊下・階段・ホール

廊下・階段・ホールのコンセントの高さを紹介します。

 

・廊下・階段・ホールのコンセント:床から25~40cm

 

コードタイプの掃除機を使うためのコンセントなら、30~40cmの高さにしても良いでしょう。

抜き挿しが楽になるため、掃除の負担を減らせて時短にもなります。

 

足元灯のためのコンセントなら、標準的な25cmの高さがおすすめです。

高すぎると足元が照らせないため注意しましょう。

 

■書斎

書斎のコンセントの高さを紹介します。

 

・書斎のコンセント:床から25cm
・カウンター周り:カウンターから10~20cm

 

電気ストーブ・掃除機・空気清浄器などは、一般的な高さで問題ありません。

カウンター周りにコンセントが必要ならカウンターから10~20cmの高さがおすすめです。カウンターにコードを通せるような穴をつけ、足元のコンセントに挿すように計画しても良いでしょう。

 

 

今回はここまで。次回はコンセントの高さを決める時に大切なこと、をご紹介していきます。

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