スタッフブログ・家づくりコラム
壁紙の失敗しない選び方①【滋賀県甲賀市新築コラムVol.389】
2023.05.07
甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。
壁紙(クロス)は様々な色や柄やメーカー、価格などがあり、種類が豊富すぎてどのように選べば良いのか迷ってしまいますよね。素材や価格だけではなく、キズ・汚れ防止や消臭効果などの機能性に優れた壁紙もあるため、適材適所を意識して決めることも大切なポイントとなりますす。
今回は壁紙選びで失敗や後悔をしないために気をつけたいポイントや、選び方を紹介します。壁紙選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
壁紙の失敗しない選び方
壁紙選びは重要?
壁は部屋の中で大きな面積を占めていてよく見える部分です。故に壁紙は部屋全体のイメージを大きく左右し、色合いだけでも部屋の雰囲気はガラリと変わります。なので壁紙をうまく利用すればイメージ通りの部屋にすることができますが、そこで選択を失敗してしまうと一気に「イメージはこうではなかった…」といったような残念な部屋になってしまうこともあります。 壁紙は日々劣化していくものですので永久的に使うものではありませんが、一度貼ってしまうとなかなか貼り替える機会もないものです。そこで、壁紙選びで後悔しないように選び方のコツや注意点を紹介していきます。
間違えると落ち着かない空間に
壁紙は使われる面積が広いだけに常に視界に入ります。そんな壁紙が与える心理的効果の影響はとても大きなもの。壁紙選びをもし間違えてしまった場合、TVを観ていても、食事をしていても、何気なく歩いていても視界に入るので、落ち着かない気持ちになってしまうかもしれません。 リビングや寝室などリラックスしたい空間で落ち着けないとなると、家自体がリラックスできる場所ではなくなってしまう可能性すら出てきてしまいます。
シンプルさが物足りなさになる
どんな雰囲気にもマッチするように、シンプルで無難な壁紙を選ぶ人も多いと思います。 ところが天井や壁など全部をシンプルなデザインに統一しすぎると、かえって単調な空間になってしまい、奥行きが生まれにくい部屋になってしまいます。 そんな時は、「表面によく見ると模様が入っている」「真っ白ではなく少しクリーム色がかったアイボリーにする」など、少しだけ壁紙に色や柄などがあるものを選び工夫することで壁自体に表情が生まれるでしょう。
新築の壁紙を選ぶ注意点
壁紙のカタログを見たことがある方はわかるかもしれませんが、あまりの選択肢の多さにどれを選んで良いのか悩んでしまった方もいるのではないでしょうか。見た目は同じように見えても金額が全然違ったり、複数ある壁紙の中から自分の理想ピッタリと合うものを選ぶのは難しいものです。 次は壁紙を選ぶ際の注意点を紹介していきます。
白系はカタログより明るく見える
カタログに載っている壁紙の画像はとても小さいですし、メーカーがくれるサンプルや見本もせいぜい大きさはA4サイズ程度です。つまり壁紙を選ぶ際は、実際に貼る壁紙よりもずっと小さな面積でしか見ることができないことがほとんどなのです。
明るい色と暗い色の見え方についてもカタログと実際の部屋では差が出てきます。明るい色は小さな面積で観た場合に比べて、大きな面積で見たほうが明るく見えますし、暗い色は小さな面積で見た場合より大きな面積で見たほうがより暗く見えるのです。このように面積によって明るく見えたり暗く見えたりすることを色の面積効果といいます。 せっかく悩んで壁紙に合わせた家具などを理想通りに揃えたつもりでいても、実際の部屋で見た時に色味が違って見えてしまうと、インテリア全体のバランスも崩れてしまいますし、理想通りの空間にはなりません。 カタログやサンプル・見本でみているよりも気持ち明るさを抑えた色の壁紙を選ぶことをおすすめします。モデルハウスなどを見学してどのくらい差が出るのか一度見てみるのも良いでしょう。
継ぎ目の出やすさ
壁紙の有効幅は90cm程度。例えば四角い4畳半の部屋の壁に壁紙を貼る場合は、壁一面に対して幅90cmの壁紙が3枚必要になります。この時、継ぎ目が2箇所できます。 壁紙は90cmごとに継ぎ目が必要になるので、リビングや廊下など大きな壁がある空間はさらに沢山の継ぎ目ができてしまいますよね。 この継ぎ目が目立ってしまうと、壁にいくつもの縦線が見えてしまい、この縦線により空間の連続性が分断され、実際よりも狭く感じてしまいます。そこで、できるだけ継ぎ目が目立ちにくい壁紙を選ぶようにしましょう。 継ぎ目が目立ちにくいク壁紙のポイントは、「厚手」と「凹凸」です。 逆に「薄手」かつ「柄がハッキリしている、濃い目の色で凹凸がない」といったような壁紙は継ぎ目が目立ちやすいので、注意しましょう。
柄は飽きてしまうことが多い
初めは気に入っていた柄でも2年、3年と時間が経つと飽きてしまうことが多いようです。実際そういった意見は多くみられます。元々の 壁紙が個性的だった場合、模様替えをして部屋の雰囲気を変えることも難しくなってしまいます。 家族の成長や生活スタイルの変化にも柔軟に対応できるデザインかどうか最初に検討しておきましょう。 住環境や普段のお手入れにもよりますが、壁紙の耐用年数は、5年~10年とされています。すぐに飽きてしまいそうな壁紙を選ぶのは避けておき、5~10年の間、ずっと使い続けられるデザインの壁紙を選ぶことをおすすめします。
今回はここまで。
次回は失敗しない選び方のためにおさえておきたいポイントなどをご紹介していきます。
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