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2階にトイレって必要?②【滋賀県甲賀市新築コラムVol.388】

2023.05.03

甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。

 

前回に引き続き今回も2階にトイレは必要なのか、をご紹介していきます。

前回は2階にトイレを設置すメリット・デメリットと、工事費用について触れましたが今回はトイレの間取りや広さについてご紹介していきます。

 

 

2階にトイレの間取りは3パターン


1.部屋の内部に設置

高齢者がいる場合などは、夜の暗い中での移動なども考え寝室など部屋の中にトイレを設置することも可能です。安全性などはあがりますが、その場合は防音や防臭などの対策もあわせて検討するとよさそうです。

 

2.廊下に隣接した場所に設置

間取りに余裕がある場合、室内の一部を利用して廊下に隣接する形でトイレを設置するとよいでしょう。このパターンが一般的に最も多く、2階にトイレが設置されている住宅でもこの配置は多く採用されています。

 

3.ベランダなどを利用して設置

間取りに余裕がない場合、ベランダなど2階の一部を増設して設置する方法もあります。建ぺい率や容積率などを踏まえて、2階の空間を狭めることなくトイレスペースを確保できるのが特徴になります。設置位置によって外観が大きく変わってしまう場合もあるため、家族としっかり相談しながら決めていくとよいでしょう。

 

 

トイレに必要な広さは、1.1畳~1.6畳が目安


一般的にトイレに必要な広さはトイレ自体の大きさや移動スペース、扉の大きさを考慮して1.1畳~1.6畳と言われています。

一戸建てでは1.1畳で設計されることが多く、広めの一戸建てでは1.6畳程度が目安となることが多いようです。1.3畳以上あると充分なゆとりがあるトイレになるでしょう。

 

 

2階トイレのスペースを検討する際のポイント

・タンクレストイレなら、省スペース化が可能

最近よく見られるようになった「タンクレストイレ」は、タンクがない分トイレの省スペース化が可能となりました。スペースに余裕ができれば、洗面所がなくても収納や手洗い場のスペースをトイレ内に確保することができます。

 

扉の種類によって、必要な広さが変わる

トイレの出入口の扉は「引き戸」「内開き」「外開き」の3種類です。扉の種類によってトイレスペースに必要な広さが異なることを覚えておきましょう。ドアが内開きの場合、扉を空けて人が行き来できるだけの広さが必要となります。外開きの場合は廊下などの入口部分に扉が開くだけの一定のスペースが必要となるでしょう。省スペース化を図るには引き戸が最も有効的といえます。

 

 

使いやすい2階トイレにするための工夫

窓の設置場所は、近隣との「位置関係」に配慮しよう

2階トイレに換気や採光のための窓を設置したい場合は、隣家や道路からトイレの様子が見えないか確認が必要になります。中が見えてしまう場合には、カーテンやブラインドを使用して目隠ししたり換気扇で代用するなどして対策しましょう。

トイレットペーパーなどの「収納場所」を用意しよう

トイレットペーパーや掃除用具、頻繁に使うものを置く収納場所を確保しておくと、より使いやすくなるでしょう。棚などを設置できない場合は、突っ張り棒を後付けしたりすると使い勝手がよくなります。

さまざまな用途に使える「手洗い器」の設置を検討しよう

2階トイレに手洗い器をつければ、手を洗うことだけでなく、加湿器や2階の掃除用の水くみなど様々な用途に活用できて便利です。手洗い器は後付けも可能で、タンク付きのトイレであれば、DIYなどで比較的簡単に設置することができます。

掃除のしやすい「壁」や「床材」を選ぼう

トイレは汚れや臭いが付着しやすいので出来る限り掃除の手間を省きたいと考える方も多いことでしょう。「床材はクッションフロアを使う」「壁は下部のみにタイルを使用する」など、水に強い素材を選んでおくと良いでしょう

 

 

2階トイレで起こりやすいトラブルとその対策

排水管のつまりが原因で、1階のトイレが逆流する

1階と2階のトイレの共有部分となる「メインの配管の詰まり」が原因で、1階のトイレが逆流する事例があります。配管が詰まることで排水速度は遅くなりますが、トイレを洗浄する水の速度は変わらないため、排水が間に合わず1階トイレが逆流してしまうのです。

このようなトラブルを避けるための注意点は、配管が詰まる原因となる「トイレットペーパーを大量に流す」「トイレットペーパー以外は流さない」といった行為をしないこと。詰まってしまった場合は自力での対処が難しいため、早めに専門業者へ相談するのがオススメです。

配管の不具合で、2階トイレが下水臭くなる

2階トイレが下水臭くなるといったようなトラブルが起きる可能性もあります。通常2階以上の建物の場合は、トイレの配管内に空気圧を調整するための「通気管」がついています。その通気管に不具合が生じるとトイレの封水が維持できず通気管や壁、床のわずかな隙間を通して臭いが漏れてしまうのです。トイレの悪臭を防ぐ為には通気管に異常が無いか、適切に設置されているか、などの適切なチェックが大切となります。

水漏れして、天井が水浸しになる

便器の破損や給水管・排水管の緩み、破損などが原因となり水漏れを起こして1階の天井が水浸しになってしまうケースもあります。配管のズレを修正したり、部品の交換で直るケースもあれば、トイレ自体の交換が必要なケースもあります。原因ごとに対処方法が違ってくるため、専門業者に相談をし、原因を特定しながら対処していくことが必要になるでしょう。

 

ハウスメーカーで住宅建築する場合、標準設備として2階トイレがついていることが多いです。提供しているメーカーによって機能や価格も様々ですが、2階のトイレ用にオススメしている「節水タンクレストイレ」や「ローコストのトイレ」などには、各種よいところがあります。予算やイメージと合わせてハウスメーカーに相談し、希望に沿った2階トイレを設置していきましょう

 

 

まとめ


2階トイレのメリット・デメリットを比較して、後悔のない家づくり

2階のトイレはいるのか、いらないのかと悩んでいる方に向けてメリットやデメリット、設置する際のポイントなどをご紹介させていただきました。設置する場合はタンクレストイレや引き戸を採用してみると、必要なスペースが確保しやすく手洗い場なども設置できるかもしれません。今回の記事を参考に、2階トイレの設置を検討してみてはどうでしょうか。

 

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