スタッフブログ・家づくりコラム
家の寿命は何年?長く住むためのポイント②【滋賀県甲賀市新築コラムVol.376】
2023.03.26
甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。
前回の記事では木造・鉄骨・鉄筋コンクリートそれぞれの住宅のおおよその寿命や、何故日本の住宅寿命は短いのか、そして今の家に長く住み続けるためのコツなどをご紹介いたしました。
今回は家の寿命が来てしまった時の選択肢、リフォームした後その家に何年住めるのかを中心として前回の記事ともあわせたまとめを紹介していきたいと思います。
家の寿命が近づいた時の選択肢
もしも家に寿命が来てしまったときには、どんな選択肢があるのでしょうか。
まず住宅の耐用年数が尽きた場合は、建物ごと売却するという方法。もしくは解体して土地を売却するという手段もあります。ただ売却をするためには建物や土地に価値が残っていないとなりません。特に築年数が20年を超えるあたりから査定額も下がってしまうことが多いので注意が必要です。
もし売却をするのが割に合わないということなら、リフォームや建て替えという選択肢もあります。リフォームや建て替えであれば今所有している土地はそのままに、建物だけを新しくすることができます。気になる一部を改修をして住み心地を取り戻すことはもちろん、全面改修によってすべて造り直すということも可能です。
リフォームと建て替えのメリット・デメリット
まずはリフォームのメリットとデメリットを見てみましょう。
・リフォームのメリット
1.工期が短い
2.コストが割安
3.各種税金を軽減できる
・リフォームのデメリット
1.一部だけ制約あり
2.妥協しなくてはならない
3.ローンが組みにくい
もし住宅の寿命が尽きそうな場合はリフォームによって改修することが可能です。リフォームであれば建て替えと違って工期が短く住みますし、コストも割安です。それでいて各種税金が軽減できるなどの魅力も多々あります。
逆に、リフォームは一部だけしか改修できないなどの制約があるほか、どうしても妥協しなくてはならないこともあります。さらにはローンが組みにくいことなどもあり、どういう選択をするかによって住宅の状況も変わってくるかもしれません。
次に建て替えのメリットとデメリットを見てみましょう。
・建て替えのメリット
1.自由に設計できる
2.不満をほぼ解決できる
3.ローンが組みやすい
・建て替えのデメリット
1.工期が長い
2.コストが割高
3.各種税金がかかる
住宅の寿命が尽きた場合は建て替えによって新しく造り直すという方法もあります。建て替えであれば自由に設計できるため、自分の理想を追い求めることができます。これまで住んでいた中で溜まっていた住居に対する不満すべてを解決できる可能性が高いのが強みです。
また、ローンも組みやすいという特徴があります。
その一方、建て替えは工期も長くなりますし、コストも割高です。さらには各種税金もかかってしまうため、逆に生活が苦しくなる可能性も否めません。リフォームも建て替えも家の寿命が来たときに最適な選択肢となりますが、どちらも一長一短なのでオーナーの方自身がどうしたいのか、どうすべきなのかを一度検討することが重要です。
では今住んでいる家をもしリフォームするとしたらそこからどの程度住めるのでしょうか?築年数別にわけてみたので参考にしてください。
築20年の家をリフォームすると何年住める?
築20年の家は、設備の不備も少なく給湯器交換といった軽微なリフォームだけで問題ないといえるでしょう。
ただし外観の状態によっては外壁と屋根を塗装する必要があります。
家の寿命としての期間はまだ残されているので、適切な処置を施すことで30年以上住み続けられる築年数だといえます。
築30年の家をリフォームすると何年住める?
築30年を経過したあたりから、壁紙の剥がれや家の床鳴り、窓サッシ周辺部分の木部損傷が目立つようになります。ただし、寿命で見ると家の耐久性は保たれている環境です。したがって10年周期で実施する外壁塗装や屋根塗装、防水処理などは必ず実施し、気になる点を修繕するだけで20年以上は住める状態だといえます。
築40年の家をリフォームすると何年住める?
築40年を経過した家は、これまでの住居の使い方によって大きく状態が変わります。正しくメンテナンスされている家であれば、その先も10年以上住めるものの、そうでなかった家は倒壊の可能性がある状態です。
そのため、建て替えを含めた検討が必要な時期だといえるでしょう。
築50年の家をリフォームすると何年住める?
築50年を超えた家は、耐震検査などを実施するなど耐震補強が必要な時期となります。ただし耐震補強工事は、1,000万円を超えるケースもあるため、リフォームやリノベーションよりも建て替えのほうが望ましいでしょう。
築50年を超えた家は、今後10年以上も住み続けられる可能性があるとしても、それ以下でアクションは考えておくべきタイミングといえます。
まとめ
家には寿命がそれぞれ設定されており、木造住宅で約30年、鉄骨住宅で約30~50年、鉄筋コンクリート住宅で約40~90年ほどといわれています。
しかし、これはあくまでも耐用年数の目安であり、使い方や住み方によっては最も寿命が短いとされる木造住宅でも約80年~100年以上住むことができたりもします。
まずはこの記事でご紹介した寿命を参考に日々の点検やメンテナンスをしっかり行い、それでも寿命が尽きそうという場合はリフォームや建て替えという選択肢を考えてみてはいかがでしょうか?
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