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冬の光熱費を抑える家づくり。今からできる暖かい間取りと設計の工夫【滋賀県甲賀市新築コラムVol.533】

2025.11.15

はじめに:冬になると気づく「間取りのちがい」

同じ暖房を使っているのに、なぜ家によって暖かさが違うのか。
その答えのひとつは、間取りや設計の工夫にあります。

どれだけ性能の高い家でも、動線や窓の配置、部屋のレイアウト次第で「暖かい家」にも「寒い家」にもなります。
つまり、“快適な冬の暮らし”は設計段階からつくるもの。

今回は、びわこホームが提案する「冬に強い間取りと設計の考え方」を、
光熱費を抑えながら暖かく過ごせるポイントとして紹介します。


暖かい家は“間取り設計”から始まる

1. 熱が逃げない動線を考える

家の中で熱が逃げやすいのは、玄関・窓・吹き抜けなどの開口部。
ここをどう設計するかで、家全体の暖かさが変わります。

たとえば、

  • 玄関とリビングの間に「ドア」や「仕切り」を設ける

  • 北側の玄関に風除室(前室)をつくる

  • 窓を最小限に配置し、断熱性の高いサッシを採用する

これだけで、冬場の冷気侵入を大幅に防ぐことができます。

特に、びわこホームが建築中の新風の丘7号地モデルハウスでは、
玄関〜LDKまでの動線設計にも「熱を逃がさない工夫」を採用しています。
外気に触れる部分を最小限にしつつ、扉や壁でやわらかく区切ることで、
室温を一定に保ちながら開放感のある空間を実現しています。


2. 南向きリビングで「太陽の熱」を取り込む

滋賀県の冬は日照時間が短く、日中の太陽熱をどう活かすかが大切です。
南側にリビングや大きな窓を配置すると、**太陽光そのものが“自然の暖房”**になります。

・南面に大きな窓を設けて日射を取り込む
・庇(ひさし)で夏の日差しだけを遮る
・床や壁に蓄熱性のある素材(タイル・無垢材など)を使う

こうした設計を「パッシブデザイン」と呼びます。
びわこホームでも、設計士が土地の向きや隣家の影を考慮し、
**「冬に暖かく、夏に涼しい家」**をプラン段階から提案しています。

☀️ 新風の丘モデルハウスでも、南向きの大開口+深めの庇を採用。
冬は太陽の光を室内奥まで取り込み、日中の暖房費をぐっと抑えられます。


光熱費を抑えるための「間取りの工夫」

1. 部屋のゾーニングで温度ムラを防ぐ

家全体を常に暖かくするのは理想ですが、現実的には「使うエリア」を絞る方が効率的です。
たとえば、

  • LDK・水まわり・寝室を1階にまとめて生活を完結させる

  • 2階を収納・予備室として温度負荷を減らす

  • 廊下や階段など、温度差が出やすい場所に断熱材を追加する

“コンパクトに暮らす設計”は、暖房効率の向上と光熱費削減の両立につながります。
これはびわこホームの**「omoitasu」**にも通じる考え方で、
暮らしの中心を1フロアにまとめる平屋プランや、家事動線を短くする設計が人気です。


2. 吹き抜けや階段は「暖気の逃げ道」に注意

吹き抜けのある家は開放的で人気ですが、
暖気が上に逃げやすいため、断熱・気密・空気循環の設計が不可欠です。

びわこホームでは、

  • シーリングファンによる空気の循環

  • 2階と1階をゆるやかにつなぐ階段レイアウト

  • 高断熱サッシ+内窓での冷気遮断

など、見た目の開放感と快適さを両立させる工夫をしています。
新風の丘モデルでも、天井高を確保しながら熱を逃がさない設計を実現しています。


3. 水まわりの配置でヒートショックを防ぐ

冬に特に気をつけたいのが「ヒートショック」。
暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動するだけで、血圧が急変する危険があります。

そこで重要なのが、水まわりの配置
浴室や洗面室をリビングの近くに配置し、暖房の熱を伝えやすくすることで、
家全体の温度差を小さくできます。

また、床下断熱+浴室暖房+24時間換気を組み合わせることで、
冬の入浴も安心・快適に。

🛁 新風の丘7号地モデルハウスでは、
浴室・洗面・脱衣室を南側にまとめ、陽当たりと保温性を両立。
生活動線の短さも考慮した“冬に強い水まわり設計”を体感いただけます。


「暖房をつけっぱなし」にしないための家づくり

高気密高断熱の家では、**“一度暖めた空気を逃さない”**ことが何よりも大切です。
断熱・気密が整った家なら、24時間暖房をフル稼働させなくても
温度がゆるやかに保たれます。

また、**24時間換気システム(熱交換型)**を採用することで、
外気を取り込みながらも室温の低下を最小限に抑えられます。
結果として、電気代やガス代を抑えながら快適な暮らしが実現します。


モデルハウスで「設計のちから」を体感しよう

冬の暮らしに本当に強い家は、図面だけでは伝わりません。
実際に中へ入ると、
「玄関からリビングに移動しても温度差がない」
「日中の陽当たりがちょうどいい」
といった“体感でわかる快適さ”があります。

びわこホームが建築中の新風の丘7号地モデルハウスでは、
これらの設計の工夫をすべて実際の空間で感じていただけます。
完成後の見学会では、暖かさ・静けさ・光の入り方まで、
「構造と間取りが生む快適さ」を体験できるようになります。


まとめ:間取りの工夫で、冬の家はもっと暖かくなる

暖かい家をつくるには、「性能」+「設計の工夫」の両方が欠かせません。
断熱や気密だけでなく、動線・窓・方角・水まわりなど、
細部にこだわることで“冬も光熱費を抑えながら快適に暮らせる家”が完成します。

びわこホームでは、
高気密高断熱の性能を活かしつつ、
**「滋賀の冬に合わせた間取り提案」**を行っています。
omoitasuでも、匠人でも——。
あなたの暮らし方に合わせた“冬も快適な住まい”を、私たちと一緒に形にしていきましょう。


次回予告

次回の【滋賀県甲賀市新築コラムVol.534】では、
**「冬前にしておきたい家のメンテナンス5選。暖かく安全に過ごすために」**をテーマに、
外壁・給湯器・エアコンなど、寒くなる前に確認したいポイントを紹介します。

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