スタッフブログ・家づくりコラム

注文住宅コーキング完全ガイド 第2回【滋賀県甲賀市新築コラムVol.526】
2025.10.15
注文住宅コーキング完全ガイド|第2回:DIY補修と外壁塗装の最適タイミングを徹底解説
こんにちは!びわこホームです。
前回のコラムでは、コーキングの役割や寿命、劣化のサインについて詳しくご紹介しました。
👉 [第1回:注文住宅コーキング完全ガイド|役割と必要性・寿命と劣化サインを徹底解説](リンク)
今回はシリーズ第2回として、**「コーキング補修はDIYでできるのか?」「外壁塗装と同時に行うのがなぜおすすめなのか?」**をテーマに、コーキングの補修方法とタイミングについて詳しく解説します。
「少しのひび割れなら自分で直せるの?」「外壁塗装の時にコーキングも変えるべき?」と疑問を持つ方に向けて、費用・効果・注意点を具体的にまとめました。
コーキングの補修方法は2種類
コーキングの補修には、「打ち増し」と「打ち替え」の2つの方法があります。
見た目は似ていますが、施工の手間と効果に大きな違いがあります。
1. 打ち増し(部分補修)
古いコーキングの上に新しいコーキング材を重ねる方法です。
一時的な補修として使われることが多く、費用も安価ですが、古い部分の劣化が進むと再びひび割れが起きやすくなります。
メリット
-
費用が安い(1mあたり300〜500円程度)
-
工期が短い
デメリット
-
劣化が進んでいる場合は密着しにくく、長持ちしない
-
根本的な補修にはならない
おすすめのケース
-
施工後5〜7年程度で、表面に軽いひびが出ているだけの場合
2. 打ち替え(完全補修)
古いコーキングをすべて撤去し、新しいコーキング材を充填する方法です。
耐久性が高く、外壁塗装と同時に行うのが一般的です。
メリット
-
防水性・気密性が新品同様に回復
-
長期間(10〜20年)効果が持続
デメリット
-
足場設置が必要になるため、費用が高め
-
工期が長くなる(通常2〜4日程度)
おすすめのケース
-
新築から10年以上経過している
-
コーキングが剥離・肉やせしている
-
外壁塗装を行うタイミングと重なる
DIYでコーキング補修はできる?
「自分でホームセンターのコーキング材を買って補修できないかな?」
実は、軽いひび割れ程度ならDIYでも対応可能です。ただし、外壁全体やサッシ周りの大規模な劣化はプロに任せたほうが確実です。
DIYで対応できるケース
-
幅2mm以下のひび割れ
-
雨が当たりにくい場所
-
部分的な劣化のみ
DIYに必要な道具
-
コーキングガン(充填用)
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シリコン系または変成シリコン系コーキング材
-
マスキングテープ
-
ヘラ・カッター・ウエス
DIYの手順(簡易版)
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劣化部分の汚れや古いコーキングを軽く取り除く
-
マスキングテープで養生
-
コーキングガンで均一に注入
-
ヘラでなじませて表面を整える
-
乾燥後にテープを剥がす
DIYの注意点
-
雨天時や高湿度時の施工はNG(密着不良を起こす)
-
厚みが不均一だと再劣化が早まる
-
外壁の高所作業は危険!脚立以上はプロに任せましょう
あくまで「応急処置」としてのDIY。外壁全体の防水性を維持するには、プロによる点検と打ち替えが不可欠です。
外壁塗装と同時に行うのがおすすめな理由
コーキング補修のタイミングとして最も効率的なのは、外壁塗装と同時に行うことです。
その理由は大きく3つあります。
理由1:足場を一度で済ませられる
コーキング補修も外壁塗装も、高所作業には足場が必要です。
別々に行うと足場費用が二重にかかりますが、同時施工なら1回分で済み、10万円前後の節約になります。
理由2:外壁材と塗膜の密着が向上する
劣化したコーキングを新しく打ち替えてから塗装することで、外壁と塗膜の密着が良くなります。結果として塗装の耐久性も高まり、仕上がりが美しくなります。
理由3:防水機能が家全体でリセットされる
塗装は外壁を守る「皮膚」、コーキングは外壁をつなぐ「関節」のようなもの。どちらも同じタイミングで補修することで、家全体の防水性が均一に保たれます。
外壁塗装とコーキング補修の施工手順
-
足場設置・養生
-
劣化したコーキングを撤去
-
新しいコーキングを充填(打ち替え)
-
外壁の下地処理
-
外壁塗装(下塗り→中塗り→上塗り)
-
最終点検・清掃
この流れで行うと、コーキングと塗装がしっかり密着し、美観と耐久性が長持ちします。
コーキング補修・塗装同時施工の費用相場
内容 | 費用目安 | 備考 |
---|---|---|
コーキング打ち替え | 約800〜1,200円/m | 外壁全面施工で20〜30万円前後 |
外壁塗装 | 約60〜100万円 | 面積や塗料によって変動 |
同時施工 | 合計80〜120万円前後 | 足場費用込みでコスパ良好 |
実際にあった成功事例
事例1:築12年、塗装と同時施工で外観一新
劣化していた外壁のコーキングを打ち替え、塗装と同時に施工。雨漏りリスクを防ぎつつ見た目も新築のように蘇りました。
事例2:別々に依頼して高くついたケース
数年前にコーキングだけ依頼し、数年後に塗装を実施。その際再び足場費用が発生し、結果的に約15万円の差に。計画的なメンテナンスの大切さがわかる例です。
まとめ
コーキング補修は、DIYで部分的に対応できる場合もありますが、外壁全体やサッシまわりなどはプロに依頼するのが安全かつ確実です。そして、最もおすすめなのは外壁塗装と同時に行うこと。
一度の施工で見た目も防水性もリセットでき、足場費用も節約できます。
築10年以上が経過している方は、この機会にぜひコーキングと塗装の点検をセットでご検討ください。
びわこホームでは、コーキング補修から外壁塗装までワンストップで対応可能です。お家を建てた後のメンテナンスも安心してお任せください!
滋賀県甲賀市・湖南市・東近江市で新築住宅やリフォームをお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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