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やりたいこと全部は叶わない? 家づくりで“削る部分・削らない部分”の考え方【後編】【滋賀県甲賀市新築コラムVol.514】

2025.08.30

こんにちは!びわこホームです。

前編では、予算オーバーを避けながらも満足度の高い家づくりをするために、
「どこを削るか」「どこを削らないか」の具体例をお伝えしました。

後編となる今回は、家づくりで多くのご家庭が直面する次の問題、
「家族内での意見の違い、どうまとめる?」
をテーマに掘り下げていきます。

「夫婦で意見が食い違ってしまった…」
「削りたい派とこだわりたい派で真っ向対立!」
そんな時こそ必要なのは、「冷静な整理」と「専門家の視点」です。

この記事では、

  • 実際によくある意見対立のパターン

  • お客様とびわこホームのコーディネーターが一緒にどう整理したか

  • 納得して家づくりを進めるためのコツ
    をご紹介します。

前編はコチラから

やりたいこと、全部は叶わない?

家づくりで“削る部分・削らない部分”の考え方【後編】

 


意見が分かれるのは“当たり前”。問題はどう整理するか

家づくりは、「人生最大の共同作業」とも言えるプロジェクト。
夫婦や家族の意見が完全に一致することの方が、実は珍しいのです。

● よくある意見の食い違いパターン

項目 ありがちな対立例
キッチンの仕様 妻は広くしたい、夫はコスト重視
外観デザイン 妻はナチュラル、夫はシンプルモダン希望
趣味部屋の有無 夫は絶対欲しい、妻は「掃除増えるからいらない」
収納 妻はたくさん欲しい、夫は「ものを増やすな」派
照明・コンセントの数 妻は多く、夫は最低限に抑えたい

ここでの落とし穴は、「自分の希望が否定された」と感じてしまうこと
ですが、意見がぶつかること自体は正常な過程です。

重要なのは「対立をどう整理して、どう落とし込むか」です。


【実例紹介】コーディネーターが介入して解決した事例

びわこホームでは、営業・設計・コーディネーターがチームでお客様のサポートを行っています。
実際にあった“意見がぶつかったご夫婦”と、その後の解決プロセスをご紹介します。

● 事例①|趣味部屋をつくりたい夫 vs. リビングを広げたい妻

  • 【夫の希望】:ギターを演奏できる趣味室を確保したい(3帖希望)

  • 【妻の希望】:LDKを広くして、子どもと過ごす空間を大切にしたい(20帖以上)

▶ 介入のポイント(コーディネーター)

  • 「普段どのくらいギターを使うか?」→ 週末2時間ほど

  • 「リビングの使い方は?」→ 子どもの遊び場も兼ねる

  • → リビング隣に“半個室のワークスペース”として可動間仕切りを提案

▶ 解決結果

  • 普段は仕切らずLDKを広く使い、夫が使う時だけ仕切って音対策

  • 両者納得で「予算内」「満足感」「用途の柔軟性」を同時に実現

 

● 事例②|断熱性能にこだわる妻 vs. 目に見える仕様を優先したい夫

  • 【妻】:高断熱・高気密にしたい。室温差の少ない家を重視

  • 【夫】:床材やキッチンなど“見える部分”にコストをかけたい

▶ 介入のポイント(設計士+営業)

  • 「冬の朝の寒さがつらかった経験」→ 妻は冷え性、夫は気にしていなかった

  • 「光熱費比較シミュレーション」で可視化

  • 1年後・10年後の家計への影響を数値で提示

▶ 解決結果

  • 断熱性能は標準より1段階上げる(C値・UA値明記)

  • 設備グレードは一部見直し(キッチン扉色やレンジフードなどでコスト調整)

  • 性能とデザイン、両方の“納得ライン”で合意形成


意見がぶつかったときの“まとめ方”のコツ

● 1. お互いの「本当に大事なこと」を言葉にする

意外と多いのが「それ、譲れる部分だったんだ」と後で気づくケース。
譲れないポイントと、そこまでではない部分を明確にすることで、調整はグッと楽になります。

● 2. 第三者(コーディネーター)に客観的に整理してもらう

「言いにくいこと」を代弁してもらえたり、冷静な視点で中立的なアドバイスがもらえます。
びわこホームでは、感情的にならずに冷静に比較できるシートやプラン提案を活用しています。

● 3. 数字や図面で「見える化」する

「こっちの方が〇〇っぽい」という曖昧な話よりも、
実際の金額差・面積・収納量などを**“見える形”にすることで納得しやすくなる**傾向があります。


“全部盛り”にしない。だからこそ本当に必要なものが見えてくる

夢や理想をたくさん語ることは、家づくりの大切な第一歩です。
でも最終的には、「どう削るか」「どう納得して決めるか」の判断が満足度を大きく左右します。

家づくりは「削った=失敗」ではありません。
本当に欲しい暮らしを実現するための“取捨選択”こそが成功のカギです。


まとめ

  • 夫婦で意見がぶつかるのは当たり前

  • 第三者(プロ)の視点を入れると、冷静な判断がしやすくなる

  • 「満足度」「使い勝手」「暮らしの変化」を想像しながら選ぶ

  • 数値・図面・シミュレーションを活用して“納得の家づくり”へ


びわこホームでは、お客様の“やりたいこと”に寄り添いながら、
限られた予算の中でも後悔しない家づくりができるよう、
プロが一緒に「削る・残す」の判断をサポートします。

滋賀県甲賀市・湖南市・東近江市で新築住宅を考える時は、ぜひご相談ください。
詳しくは、びわこホームまで!!

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