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やりたいこと全部は叶わない? 家づくりで“削る部分・削らない部分”の考え方【前編】【滋賀県甲賀市新築コラムVol.513】

2025.08.26

こんにちは!びわこホームです。

家づくりを始めると、「あれもしたい」「これも付けたい」と、夢がどんどんふくらみますよね。
広いリビング、おしゃれな造作洗面、大容量の収納、ウッドデッキや吹き抜け…。
でも、現実的にそれらを全て盛り込もうとすると、当然予算がオーバーしてしまうケースが少なくありません。

今回はそんな時に多くのご家族が直面する、
**「どこを削るか」「何を優先すべきか」**というテーマについて、
実例を交えながら前後編にわけてじっくり解説していきます。

やりたいこと、全部は叶わない?

家づくりで“削る部分・削らない部分”の考え方【前編】


理想と現実のギャップにどう向き合うか

家づくりは、「夢」と「お金」のバランスをどう取るかの連続です。

もちろん妥協せずに全て叶えるのが理想ですが、
現実には「何かを諦めなければならない場面」がほとんどのご家庭に訪れます。

でも、ただ「お金がないから諦める」のではなく、
納得して取捨選択することができれば、満足度はしっかり保てます。


削っても満足できた“賢い取捨選択”の実例

びわこホームで実際にあった、削っても満足度の高かった事例をご紹介します。

● 事例①|外構工事を段階施工に切り替え

  • 【当初の希望】:駐車場3台分+アプローチ+庭の人工芝+目隠しフェンス

  • 【最終形】:駐車場のみ先行施工、その他は住みながらDIY or 後日施工へ変更

  • 【理由】:その分を建物の断熱グレードと収納力強化に回したいとの希望

▶結果として:
「住んでから少しずつ仕上げる楽しみが増えた」「優先順位を間違えずに済んだ」と満足の声。
最終的に、ご主人がDIYでウッドフェンスを設置され、ご家族で完成させたというエピソード付き。

● 事例②|室内物干しスペースを諦め、浴室乾燥機へ変更

  • 【当初の希望】:ランドリールーム兼用のサンルームを設ける予定

  • 【最終形】:間取りをシンプルにして、浴室乾燥+脱衣所での部屋干しへ変更

  • 【理由】:動線が複雑になってしまいそうだったことと、建築費の調整のため

▶結果として:
「浴室乾燥で十分だった。天気に左右されずに干せるのでむしろ時短になった」
脱衣室に除湿機+物干しポールも併用し、雨の日も安心な仕組みを実現。

● 事例③|2階トイレをなくして収納スペースに変更

  • 【当初の希望】:各階にトイレを設けて利便性アップ

  • 【最終形】:生活動線が1階中心のため、2階トイレをやめて大容量収納に切り替え

  • 【理由】:清掃や配管コストを考慮し、設置メリットが限定的と判断

▶結果として:
「将来的な掃除の手間も減ったし、2階に大きな収納がある方が生活に役立った」
掃除道具やシーズン家電の置き場にも困らず、暮らしやすさがアップ。


一方、削って後悔した“リアルな声”も…

反対に、「あの時やっぱり削らなければよかった…」という後悔の声も一定数あります。
以下のような実例は、判断時の参考になります。

● 事例①|窓の性能を落としたことで結露と寒さに悩まされる

  • 【当初の仕様】:樹脂サッシ+Low-E複層ガラス

  • 【変更後】:アルミ樹脂複合サッシにしてコストダウン

▶結果として:
「冬の朝、結露がびっしり」「窓際がとにかく寒くてカーテンを開けられない」
見た目では分かりにくかったが、暮らし始めてから性能の違いを実感。

● 事例②|コンセント数を削って後悔。延長コードが生活の邪魔に…

  • 【当初の提案】:生活動線に合わせてコンセントを多めに配置

  • 【変更後】:予算調整のため、数カ所削減

▶結果として:
「掃除機が届かない場所ができた」「キッチン家電の同時使用ができない」
延長コードが散らかり、結局後から工事を検討する羽目に。

● 事例③|キッチンの背面収納を造作から既製品に変えて後悔

  • 【当初】:造作でごみ箱や家電のサイズにぴったりの収納を希望

  • 【変更後】:コストを抑えるために既製品のカップボードに変更

▶結果として:
「サイズ感が合わず、結局スペースが無駄に」「使い勝手も悪くてストレス」
費用は削減できたが、毎日の満足度が下がったという結果に。


削る・削らないの判断基準は“影響の長さと大きさ”で決める

単に「高いから削る」「おしゃれだから残す」ではなく、
“暮らしにどれだけ影響を与えるか”という基準で取捨選択することが後悔しない家づくりの秘訣です。

判断基準の一例:

項目 削っても調整しやすい 削ると後から後悔しやすい
設備のグレード ◎(後から交換可能) △(耐久性や快適性に影響)
外構 ◎(段階施工が可能) ○(最低限は必要)
断熱・気密性能 ×(建ててからの修正が難しい) ×(住み心地に大きく影響)
間取りの工夫(動線) ×(変更不可) ×(暮らしの満足度に直結)
コンセントやスイッチ配置 △(後付けも可能だがコスト増) △(計画段階での確認が大切)
照明器具の種類・位置 ○(調整しやすい) ○(ライティングの効果は大きい)

次回【後編】では、
家族内での意見の食い違いをどう整理するか?
設計士・コーディネーターがどのように取捨選択をサポートしているのか?
を実例を交えてご紹介します。

びわこホームでは、営業・設計・コーディネーターがワンチームで
「何を残して、何を削るべきか」を一緒に考える家づくりを行っています。
予算内でも後悔しない、納得の住まいをご提案しますので、お気軽にご相談ください!

滋賀県甲賀市・湖南市・東近江市で新築住宅を考える時は、ぜひびわこホームへ!
詳しくは、びわこホームまで!!

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