スタッフブログ・家づくりコラム
失敗しがちな間取りトップ5とその原因とは?【滋賀県甲賀市新築コラムVol.495】
2025.06.10
こんにちは!びわこホームです。
「間取りって何を基準に考えればいいのか分からない…」
「モデルハウスを見ても、実際に自分たちの生活に合うか不安」
そんな不安を感じていませんか?
注文住宅は間取りが自由に設計できるからこそ、「選択肢が多すぎて迷う」「あとから後悔したくない」という気持ちになるのも自然なことです。
この記事では、これからマイホームを建てようと考えている方に向けて、実際によくある間取りの失敗例トップ5を、その原因とともに具体的に解説します。
この記事を読むことで、
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どんな間取りが「住みにくい」と感じられているのか
-
なぜそうなってしまったのか
-
どうすればその失敗を避けられるのか
が分かります。
これから注文住宅を建てるご家族は、ぜひ最後までご覧いただき、後悔のない家づくりのヒントにしてください!
住んでから「しまった!」と気づく、間取り失敗あるあるとは?
間取りの失敗は、完成してから気づくことが多く、やり直しがきかない分、精神的なショックも大きくなりがちです。
びわこホームにも「知り合いがこうだったから気をつけたい」「前の家ではここが不便だった」という声がよく届きます。
住宅雑誌やSNSで「映える間取り」はたくさん見かけますが、実際の生活動線や使い勝手を考えていない間取りでは、毎日の生活でストレスを感じてしまいます。
ここからは、特に多い後悔ポイントを「ランキング形式」でご紹介します。ぜひ自分たちの家づくりにも照らし合わせながらご覧ください。
後悔しない間取り設計vol.1
失敗しがちな間取りトップ5とその原因とは?
第1位|洗濯動線が悪くて家事が大変!
よくある後悔ポイント
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洗濯機が脱衣所にあるが、干す場所が2階のバルコニーで毎日階段の上り下りが大変
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干した洗濯物をしまう収納が遠く、動線が長い
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洗濯スペースが狭くて、室内干し用のポールすら設置できない
原因
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家事全体の流れを考えず、「お風呂の隣に洗濯機」「バルコニーに物干し」という固定概念のまま間取りを決めた
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実際に毎日どのように洗濯をしているかを“生活目線”でシミュレーションしていない
解決策
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洗う→干す→たたむ→しまう の一連の動線を一直線に配置
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1階にランドリールームを設け、ファミリークローゼットを隣接させる
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共働き家庭には室内干しスペース+乾燥機+収納を一体化した空間設計が効果的
第2位|収納が足りない・位置が悪い!
よくある後悔ポイント
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クローゼットはあるが“使いたい場所”に収納がない
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玄関にベビーカーやアウトドア用品をしまうスペースがなく、廊下が雑然としてしまう
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キッチンや洗面所に細々した物をしまう引き出しが足りない
原因
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収納量だけに気を取られ、「どこに・何を・どれくらい」しまうかまで具体的に考えていない
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“見た目重視”で収納を省いてしまい、実生活で困る
解決策
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モノの種類・量・使用頻度に応じて「収納の種類と位置」を分ける
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土間収納、パントリー、リネン庫、洗剤ストック棚など「専用収納」を間取りに含める
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通路動線上ではなく“隠れた場所”に収納を作ることで、家全体の美観も向上
第3位|リビングが広すぎて冷暖房効率が悪い
よくある後悔ポイント
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広々したリビングに憧れて吹き抜けを採用したが、冬が寒くてエアコンの効きが悪い
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空間は広いが家具の配置が難しく、落ち着かない雰囲気に
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音が響いて生活音がうるさく感じるようになった
原因
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“開放感”を求めすぎて、家全体の温熱効率や音環境を軽視してしまった
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吹き抜けやリビング階段など、設計的に空調効率が悪くなる要素を十分に理解せず採用した
解決策
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吹き抜けやリビング階段を採用する場合は、断熱・気密性能を高めるのが前提
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エアコンの配置・床暖房・サーキュレーターなど設備面も一体で設計する
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広さより「使いやすさ・居心地」に重きを置き、ゾーニングを工夫する
第4位|キッチンが孤立していて家族とのコミュニケーションが取りづらい
よくある後悔ポイント
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壁付けキッチンで料理中にリビングが見えず、子どもの様子が分からない
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キッチンに立っていると家族との会話が減った
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食事を運ぶ動線が長くて面倒
原因
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キッチンを「作業場」としてのみ捉え、家族との繋がりを意識しない配置にしてしまった
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オープンキッチンやアイランドキッチンを「おしゃれ」だけで採用し、生活導線とのバランスを考えていない
解決策
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対面キッチンにすることで、料理をしながら家族と会話ができる設計に
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ダイニングやリビングとの距離感を短くし、配膳・片付け動線を最適化
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パントリー・家電収納など“見せたくないもの”は壁側へ隠す設計で生活感を減らす
第5位|コンセント・スイッチの場所が使いづらい
よくある後悔ポイント
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ベッドを置いたらコンセントが隠れて使えない
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家電が集中するキッチンにコンセントが足りない
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玄関の照明スイッチが遠くて毎回不便
原因
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家具の配置や生活シーンを想定せずにコンセントを設置
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設計段階で「どこで何を使うか」を十分にシミュレーションしていなかった
解決策
-
家具の配置計画と同時にコンセント・スイッチの位置も決定
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使用家電をリストアップし、キッチン・洗面・リビング・各部屋に必要数を確保
-
フットスイッチや人感センサー、USBコンセントなどの新しい設備も活用
間取りの後悔は「想像力」と「生活動線の理解」で防げる!
多くの間取りの失敗は、「その場その場の設備配置」ではなく、“暮らしの全体像を想像しきれなかったこと”が原因です。
✔ 自分たちの生活スタイルを丁寧に洗い出す
✔ 家事や育児、来客、仕事など、日常の流れをシミュレーションする
✔ 実際に住んだときの不便さを「想像で補完」することが、後悔しない設計への第一歩
設計士との打ち合わせ時には、日々の生活ルーティンや不便に感じている点など、どんな些細なことでも共有することをおすすめします。
びわこホームでは、お客様の「今の生活」「これからの暮らし方」を丁寧にヒアリングした上で、最適な間取りを一緒に考えていきます。
まとめ
今回は、注文住宅の間取りでよくある失敗トップ5とその原因について詳しくご紹介しました。
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洗濯動線が悪い
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収納の配置と量が不適切
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リビングが広すぎて冷暖房が効かない
-
キッチンが孤立してコミュニケーションが取りづらい
-
コンセントやスイッチの位置が不便
どれも“ちょっとしたこと”に見えて、住み始めてから毎日ストレスになる可能性があります。
大切なのは、「設計段階で生活をリアルにイメージすること」と、「後悔しがちなポイントを事前に知っておくこと」です。
びわこホームでは、お家作りだけではなく土地のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください!
滋賀県甲賀市・湖南市・東近江市で新築住宅を考える時は、是非ご相談ください。
詳しくは、びわこホームまで!!
次回はこのシリーズ第2回、
「プロが教える!間取り設計で絶対に押さえておくべき5つの視点」 をお届けします。お楽しみに!
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