スタッフブログ・家づくりコラム

注文住宅で使われる木の種類と特徴【滋賀県甲賀市新築コラムVol.481】
2025.04.01
注文住宅で使われる木の種類と特徴—木の家の魅力をさらに深掘り!
はじめに
こんにちは!びわこホームです。
前回の記事では、「木の家」の魅力について、視覚・嗅覚・触覚といった五感の観点から詳しく解説しました。木の家が持つぬくもりや心地よさは、単なる住まいの機能を超えて、住む人の心と体に良い影響を与えてくれます。
しかし、「木の家」と一口に言っても、実際に使用される木材にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。
今回は、注文住宅でよく使われる木材の種類と、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。どの木材を選ぶかによって、住み心地や家の耐久性、メンテナンス性が大きく変わるため、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
注文住宅でよく使われる木材の種類と特徴
注文住宅で使用される木材には、大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があります。
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針葉樹:スギやヒノキ、マツなどが代表的で、軽くて加工しやすく、構造材や内装材としてよく使われます。
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広葉樹:ナラやカバ、ウォールナットなどが代表的で、硬くて耐久性が高く、フローリングや家具材として用いられます。
それでは、代表的な木材を一つずつ詳しく見ていきましょう。
① スギ(杉)— 日本の住宅で最もポピュラーな木材
特徴
スギは日本国内で広く採れる針葉樹で、軽くて加工しやすいのが特徴です。木目が美しく、柔らかいため、内装材や構造材としても使われます。
メリット
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軽量で加工しやすい:扱いやすいため、大工の作業がしやすく、建築コストを抑えやすい。
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調湿効果が高い:湿気を吸ったり吐いたりする性質があり、室内の湿度を快適に保ってくれる。
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香りがリラックス効果をもたらす:スギ特有の香りにはリラックス効果があり、ストレス軽減にもつながる。
デメリット
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柔らかいため傷がつきやすい:床材や壁材として使うと、家具の移動や衝撃でへこみや傷がつきやすい。
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耐久性はやや低め:防腐・防虫処理をしないと、腐りやすい部分があるため、適切なメンテナンスが必要。
② ヒノキ(檜)— 耐久性と香りの良さが魅力
特徴
ヒノキはスギと並んで日本の建築に多く使われる木材で、耐久性・耐水性が非常に高いのが特徴です。高級感のある淡い色合いと、爽やかな香りも魅力の一つです。
メリット
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耐久性が高く、シロアリに強い:ヒノキの成分には防虫効果があり、シロアリ被害を受けにくい。
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水に強く、腐りにくい:湿気に強いため、浴室や土台部分にもよく使われる。
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香りがリラックス効果をもたらす:ヒノキの香り成分には、抗菌・リラックス効果がある。
デメリット
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価格が高い:スギに比べて成長が遅いため、高価になりやすい。
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加工が難しい:硬いため加工に時間がかかり、大工の技術が必要になる。
③ マツ(松)— 強度が高く、構造材に最適
特徴
マツは木目がはっきりしていて、強度が高いのが特徴です。日本の住宅では、梁(はり)や柱などの構造材としてよく使われます。
メリット
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強度が高く、曲げに強い:荷重のかかる部分に適しており、耐震性にも優れている。
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比較的価格が安い:スギやヒノキと比べると、コストを抑えやすい。
デメリット
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ヤニが出やすい:松脂(まつやに)が染み出しやすく、施工後にシミができることがある。
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湿気に弱い:適切な乾燥処理をしないと、カビや腐食が発生しやすい。
④ ナラ(楢)— 硬くて耐久性のある高級材
特徴
ナラは広葉樹で、フローリングや家具材としてよく使われます。硬くて耐摩耗性が高いため、長期間美しさを保つことができます。
メリット
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耐久性が高い:傷がつきにくく、長く使える。
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木目が美しい:ナチュラルな風合いがあり、デザイン性が高い。
デメリット
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重くて加工が難しい:扱いにくいため、施工コストが上がる。
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価格が高い:広葉樹のため、比較的高価。
まとめ
今回の記事では、注文住宅でよく使われる木材の種類について、特徴・メリット・デメリットを詳しく解説しました。
木材にはそれぞれ個性があり、家の構造や内装、メンテナンスのしやすさに影響を与えます。どの木材を選ぶかによって、家の快適性や耐久性が変わるため、慎重に選ぶことが大切です。
次回は、木材の選び方や、家全体で木を活かすデザインの工夫について詳しく解説していきます。
びわこホームでは、お家づくりだけでなく、土地のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください!
滋賀県甲賀市・湖南市・東近江市で新築住宅を考えるときは、ぜひご相談ください。
詳しくは、びわこホームまで!!
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