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注文住宅の窓選び~それぞれの特徴~【滋賀県甲賀市新築コラムVol.479】

2025.03.25

注文住宅の窓選び|それぞれの種類と特徴を解説

注文住宅を検討する際、窓の種類は意外と見落とされがちですが、採光・通風・防犯・デザインなど、暮らしやすさに大きく影響します。今回は、注文住宅でよく使われる窓の種類と、それぞれの特徴を詳しく解説します。


1. 掃き出し窓

掃き出し窓は、床から天井近くまでの大きな窓で、主にリビングや庭に面した場所に設置されます。

メリット

  • 採光・通風が良く、開放感がある
  • 室内と屋外をスムーズに行き来できる
  • バリアフリー対応もしやすい

デメリット

  • 防犯対策(シャッターや防犯ガラス)が必要
  • 断熱・遮熱性能に注意

 

2. 腰窓

腰の高さ程度に設置される一般的な窓で、採光や換気目的で幅広い場所に使われます。

メリット

  • プライバシーを守りながら採光・換気ができる
  • 家具の配置に影響を受けにくい
  • デザインの自由度が高い

デメリット

  • 掃き出し窓に比べると開放感は少なめ
  • 設置場所によっては使い勝手に影響

3. 高窓(地窓・天窓)

壁の高い位置(天井近く)や低い位置(床近く)に設置する小窓で、デザイン性と機能性を両立できます。

メリット

  • 天窓は上からの採光が得られ、部屋が明るくなる
  • 地窓は外からの視線を遮りつつ通風可能
  • モダンでスタイリッシュなデザイン

デメリット

  • 天窓は直射日光が強いと室温上昇の可能性
  • 掃除やメンテナンスがしにくい

4. 引き違い窓

左右にスライドして開閉する、日本の住宅で最も一般的な窓です。

メリット

  • 開閉がスムーズで使いやすい
  • 網戸を設置しやすい
  • 通風に優れる

デメリット

  • 気密性がやや低め
  • 片側しか開かないため換気効率が限られる

5. 縦すべり出し窓

縦軸を支点に外側へ開く窓で、風を効率よく取り込めます。

メリット

  • 風を室内に効果的に取り込める
  • 施錠したまま換気可能で防犯性が高い
  • スタイリッシュなデザイン

デメリット

  • 外側に開くため、外部スペースに注意
  • 外側の掃除がしにくい

6. 横すべり出し窓

横軸を支点に外側へ開く窓で、雨の日でも換気しやすいのが特徴。

メリット

  • 少し開けた状態で換気可能
  • 視線を遮りつつ通風確保
  • 防犯性が比較的高い

デメリット

  • 外壁からの出っ張りが気になる
  • 開口部の大きさに制限がある

7. ルーバー窓(ジャロジー窓)

細長いガラスを並べ、ハンドルで開閉角度を調整できる窓で、浴室やトイレなどに使われます。

メリット

  • 少し開けた状態で換気可能
  • 外からの視線を遮りながら通風できる
  • コンパクトで設置しやすい

デメリット

  • 断熱性が低い
  • 防犯対策が必要(防犯ガラス・格子設置)

8. FIX窓(はめ殺し窓)

開閉しない固定窓で、大きなガラス面を確保できるデザイン性の高い窓。

メリット

  • 高い気密性・断熱性
  • 開放感のあるデザインが可能
  • 防犯性が高い(開閉不可)

デメリット

  • 換気ができない
  • 掃除がしづらい

9. 出窓

壁より外側に張り出した窓で、室内に奥行きを作ることができます。

メリット

  • 開放感を演出できる
  • 採光を確保しながら収納スペースとしても活用可能
  • おしゃれなデザイン

デメリット

  • 外壁から出っ張るため断熱性に注意
  • 掃除やメンテナンスがやや大変

10. オーニング窓

下側を支点にして外に向かって開く窓で、雨の日でも換気しやすいのが特徴。

メリット

  • 少し開けた状態で換気可能
  • 雨の日でも安心して開けられる
  • 防犯性能が比較的高い

デメリット

  • 開口部が狭く視界が確保しにくい
  • 外側の掃除がしづらい

まとめ

注文住宅では、間取りやデザインだけでなく「どの窓をどこに設置するか」も重要なポイントです。

「リビングには掃き出し窓」「浴室にはルーバー窓」「風通しを考えて縦すべり出し窓を活用する」 など、適材適所で窓を配置すると、快適な住まいを実現できます。

びわこホームでは、お客様のライフスタイルに合わせた最適な窓の提案を行っています。窓の選び方や配置に関してお悩みの方は、お気軽にご相談ください!

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