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サンクンリビングのメリットとデメリット【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.445】

2024.09.24

こんにちは!びわこホームです!

今回は、家のデザインにおいて近年注目されている「サンクンリビング」のメリットとデメリットについて解説します。
サンクンリビングを取り入れるかどうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
この記事を読むと、サンクンリビングがどのような効果をもたらすのか、そして自分の家に適しているかどうかが分かります。
特に家族の団らんやデザイン性を重視するご家庭におすすめの内容です。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

サンクンリビングのメリットとデメリット


サンクンリビングとは

サンクンリビングとは、リビングの床を他の部屋よりも一段下げた設計のことです。
「サンクン(sunken)」とは、英語で「沈んだ、一段低いところにある」という意味。
他にも、ピットリビング、ローリビング、ダウンフロア、ダウンリビングとも呼ばれます。


主にリビングの一部を下げることで、空間に立体感を与えるデザイン手法です。
これにより、視覚的にリビングが広く感じられるだけでなく、自然な区切りができるため、開放感を保ちながらもゾーニング効果が生まれます。
日本では少し珍しいデザインですが、アメリカやヨーロッパでは人気の高い手法です。


サンクンリビングが与える心理効果

サンクンリビングは、視覚的に空間を変化させるだけでなく、住む人に心理的な効果をもたらします。

  1. リラックス効果
     床が一段低いことで、空間に包まれるような感覚が生まれ、リビングでくつろぐ時間がより快適になります。特に子どもやペットが安心して過ごせる空間としても人気があります。
  2. 家族の一体感を強める
     サンクンリビングは自然な集いの場を作るため、家族が自然に集まりやすくなります。リビングが一段低いことで、家族が座って会話を楽しむ際の視線の高さがそろいやすく、コミュニケーションが活発になります。
  3. 空間の広がりを感じる
     段差があることで、家全体に変化が生まれ、平坦なフロアよりも広がりを感じることができます。特に天井が高い家との相性が良く、より一層の開放感を演出します。

サンクンリビングのメリット・デメリット

メリット

  1. 視覚的な広がりと立体感
     サンクンリビングを取り入れることで、平坦な空間に奥行きが生まれ、広がりを感じられるデザインが可能です。リビングの大きさに関係なく、開放感を演出できるのが魅力です。
  2. 自然なゾーニング効果
     リビングと他のスペースを段差で区別できるため、壁を作らなくても異なる機能を持つ空間を分けられます。これにより、家族の活動を分けつつもつながりを保てる設計が可能です。
  3. デザイン性の高さ
     サンクンリビングは、他の家では見られないユニークなデザインを提供します。訪れた人にも「オシャレな家」という印象を与え、リビングが家の主役となることで住まい全体のデザイン性が向上します。
  4. リビングが心地よいくつろぎの場に
     少し低い位置にあることで、リビングが自然とくつろぎの場となります。ソファなどの家具と合わせると、落ち着いた空間がさらに強調されます。

デメリット

  1. バリアフリーの制約
     段差があるため、バリアフリー設計が難しくなります。高齢者や小さなお子様がいる家庭では、転倒のリスクがあるため注意が必要です。
  2. コストの増加
     サンクンリビングを設けるには、通常よりも複雑な施工が必要になるため、建築コストが増加します。また、後から改装する場合にも費用がかさむ可能性があります。
  3. 掃除やメンテナンスの手間
     段差があることで、掃除機やモップなどの掃除道具が使いづらくなることがあります。また、段差部分には埃が溜まりやすい点もデメリットです。
  4. 家具の配置が制限される
     段差のあるリビングは、家具の配置が難しくなる場合があります。特に大きな家具や背の高い家具は、サンクンリビングとの相性が悪いことがあり、インテリア選びに制約が生じることがあります。

おすすめの使い方

サンクンリビングを効果的に取り入れるためのアイデアをいくつかご紹介します。

  1. 子どもの遊び場として活用
     段差があるリビングは、子どもの遊び場に最適です。少し囲まれた感じが安心感を与え、親が見守りながら子どもが遊べるスペースとして活用できます。
  2. ホームシアターエリアとして
     サンクンリビングを映画鑑賞用のスペースとして使うと、特別な映画館のような雰囲気を演出できます。段差が視覚的な効果を高め、臨場感ある体験が可能です。
  3. ペットの専用スペースに
     ペットを飼っている家庭では、サンクンリビングをペットの居場所として設けるのも一案です。段差があることで、ペットが過ごしやすい囲まれたスペースが作れます。

まとめ

サンクンリビングは、空間に立体感と奥行きをもたらし、家族の集まりやすいリビングを提供します。しかし、バリアフリーやコスト、掃除の手間などデメリットもあるため、自分のライフスタイルに合うかどうかをしっかり検討することが大切です。

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