BLOG・COLUMN

スタッフブログ・家づくりコラム

木造住宅における耐震性【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.442】

2024.08.20

こんにちは!びわこホームです。

 

「木造住宅の耐震性」に関心をお持ちの皆さん、こんにちは。日本は地震が多い国であり、住宅の耐震性は誰もが気にする重要なポイントです。特に、木造住宅を検討している方々にとって、その耐震性は大きな関心事でしょう。

この記事では、木造住宅とは何か、その特徴や他の工法との違いを解説しつつ、木造住宅が多くの人に選ばれる理由や耐震性を向上させるための具体的な方法についてもご紹介します。この記事を読むことで、木造住宅のメリットとデメリット、耐震性を高める方法について理解が深まり、安全で快適な住まいづくりに役立つ情報を得ることができます。特に、地震に強い住宅を求めているご家族は、ぜひ最後までご覧ください!


木造住宅における耐震性

木造住宅とは?

木造住宅とは、構造材に木材を使用した住宅のことを指します。木材は日本の気候に適した建材であり、古くから親しまれてきました。木造住宅には「在来工法(軸組工法)」と「ツーバイフォー工法」の2つの代表的な工法があり、それぞれに特徴があります。

在来工法(軸組工法)

在来工法は、日本の伝統的な木造建築の手法であり、柱や梁を組み合わせて建物を支える工法です。この工法の特徴は、設計の自由度が高く、複雑な間取りや大きな窓を持つ住宅が作りやすいことです。

ツーバイフォー工法

ツーバイフォー工法は、北米で主流の工法であり、壁や床、天井を面で支える構造になっています。この工法は耐震性や断熱性に優れており、比較的短期間で建築できる点が特徴です。


木造住宅とその他の工法の違い

木造住宅と他の工法(鉄骨造や鉄筋コンクリート造)との違いを理解することで、木造住宅の特性がより明確になります。

木造住宅の特徴

木造住宅は、軽量で柔軟性があり、地震の揺れに対してしなやかに対応します。また、自然素材である木材を使用するため、調湿効果があり、室内環境を快適に保つ効果も期待できます。

鉄骨造の特徴

鉄骨造は、鉄骨を使用して建物を支える工法で、強度が高く、広い空間を確保しやすい点が特徴です。しかし、鉄は熱伝導率が高く、断熱性に劣るため、断熱対策が必要になります。

鉄筋コンクリート造の特徴

鉄筋コンクリート造は、コンクリートと鉄筋を組み合わせた工法で、耐火性や耐久性に優れています。重さがあるため、地震時に揺れにくい一方で、初期費用が高く、設計の自由度が低いというデメリットもあります。


木造住宅のメリット・多くの人に選ばれる理由

木造住宅には、以下のような多くのメリットがあり、幅広い世代から選ばれています。

1. 自然素材の快適性

木材は自然素材であり、優れた調湿効果を持っています。湿気が多いときは吸湿し、乾燥しているときは放湿するため、室内の湿度を自然に調整してくれます。これにより、季節を問わず快適な室内環境を維持できます。

2. 設計の自由度

在来工法では、柱と梁を組み合わせるため、間取りの自由度が高く、個々のライフスタイルに合わせた住宅設計が可能です。また、増改築も比較的容易に行えるため、将来の家族構成の変化にも柔軟に対応できます。

3. 環境への配慮

木材は再生可能な資源であり、環境にやさしい建材です。また、木材は二酸化炭素を吸収して成長するため、建築時にも環境負荷が少なく、エコロジカルな選択として注目されています。

4. 施工期間の短さ

木造住宅は、他の工法に比べて施工期間が短く済む場合が多いです。これは工事が比較的シンプルであり、現場での作業が効率的に進むためです。


木造住宅のデメリット・気をつけたい点

木造住宅にはいくつかのデメリットも存在します。これらを理解し、適切な対策を講じることが重要です。

1. 耐火性の課題

木材は燃えやすい素材であるため、耐火性においては鉄筋コンクリート造や鉄骨造に劣る部分があります。ただし、耐火性能を向上させるための対策(防火処理や耐火建材の使用)を施すことで、リスクを低減することが可能です。

2. シロアリ被害

木造住宅はシロアリの被害を受けやすい点もデメリットです。特に湿気が多い場所や適切な防蟻対策が施されていない場合には、木材がシロアリに食害されるリスクが高まります。定期的な点検と防蟻処理が必要です。

3. 耐久性の問題

木材は経年劣化しやすく、長期間にわたってメンテナンスが必要です。特に湿気や虫害による劣化が進行すると、建物の耐久性に影響を与える可能性があります。

4. 防音性能の低さ

木造住宅は、鉄筋コンクリート造と比べて防音性能が劣る場合があります。音の伝わりやすさを改善するためには、適切な断熱材や防音対策を講じることが重要です。


木造住宅で耐震性をあげるには

木造住宅の耐震性を高めるためには、いくつかのポイントがあります。

1. 耐震構造の採用

建物全体の耐震性を向上させるために、耐震構造を採用することが重要です。例えば、耐力壁を増設する、基礎を強化するなどの方法があります。地震の揺れを分散させることで、建物へのダメージを軽減します。

2. 地盤の強化

地盤が弱い場所に建てられた住宅は、地震の際に倒壊のリスクが高まります。事前に地盤調査を行い、必要に応じて地盤改良を行うことで、耐震性を向上させることができます。

3. 耐震補強の実施

既存の木造住宅であっても、耐震補強を行うことで耐震性を向上させることが可能です。補強金具の追加、基礎の補強、壁や梁の補強など、具体的な補強方法を検討しましょう。

4. 定期的なメンテナンス

木造住宅の耐震性を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。特にシロアリ被害や腐食が進んでいる部分は早期に発見し、適切な修繕を行うことが大切です。


メンテナンスのポイント

木造住宅を長く快適に保つためには、定期的なメンテナンスが必要です。

1. 定期点検の実施

少なくとも年に一度は住宅の点検を行いましょう。特に、基礎部分や外壁、屋根など、地震や風雨にさらされやすい部分の点検が重要です。

2. 防水対策

木材は水分に弱いため、防水対策をしっかり行うことが必要です。雨漏りが発生しやすい場所や、外壁のひび割れが見つかった場合は、早急に補修を行いましょう。

3. 防蟻対策

シロアリ被害を防ぐためには、防蟻処理を定期的に行うことが重要です。また、住宅周辺の環境を整備し、シロアリが侵入しにくい状況を保つことも大切です。

4. 断熱材の点検と補修

断熱材は、湿気や虫害によって劣化することがあります。劣化が進んだ断熱材は、防音性能や断熱性能が低下するため、定期的に点検し、必要に応じて交換や補修を行いましょう。


まとめ:木造住宅での耐震性

木造住宅は、日本の気候風土に適した自然素材を使用し、快適な住環境を提供します。しかし、耐震性や耐火性、シロアリ被害など、いくつかの課題も存在します。これらの課題に対して適切な対策を講じることで、安全で快適な住まいを実現することができます。

この記事で紹介した内容を参考に、木造住宅の耐震性を向上させる方法を検討し、大切な家族と安心して暮らせる住まいを作り上げてください。

びわこホームでは、お家作りだけではなく土地のご相談も承っております。お気軽にお問い合わせください! 滋賀県甲賀市・湖南市・東近江市で新築住宅を考える時は、是非ご相談ください。 詳しくは、びわこホームまで!!

お電話での問い合わせ・ご相談

0120-76-0148

受付 / 9:00~20:00 (火・水定休)