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新築建築時にやっておけばよかったと後悔しないためのポイント【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.439】

2024.06.03

新築建築時にやっておけばよかったと後悔しないためのポイント7個

新築注文住宅を建てるということは、多くの人にとって一生に一度の大きな決断です。そのため、計画段階から施工、そして完成後に至るまで、様々な点に注意を払う必要があります。しかし、どんなに入念に計画しても、後から「こうしておけばよかった」という後悔が生じることも少なくありません。今回は、そんな後悔を防ぐためのポイントを、具体的な事例とともにご紹介します。

1. 十分な収納スペースの確保

事例

30代のTさん夫婦は、シンプルで開放感のあるリビングを目指して新築注文住宅を建てました。しかし、引っ越し後にすぐに気づいたのは、収納スペースの不足でした。特に季節物の収納場所が足りず、使わない家具や子供のおもちゃがリビングに溢れ、せっかくの広い空間がすぐに雑然としてしまいました。

解決策

収納スペースは多すぎることはありません。初期段階で、各部屋に適切な収納を設けることが重要です。クローゼットやパントリー、ウォークインクローゼットなどの大きな収納スペースだけでなく、階段下や廊下の一部を活用した小さな収納スペースも計画しておくと良いでしょう。また、可動棚や収納家具の導入を視野に入れて、フレキシブルに対応できる設計にすることもおすすめです。

 

2. コンセントの配置と数

事例

40代のSさん家族は、新居に最新の家電を導入することを楽しみにしていました。しかし、いざ引っ越してみると、キッチンやリビングでコンセントが不足していることに気づきました。特にスマート家電や充電器が増えた現代では、コンセントの数が圧倒的に足りず、延長コードが部屋中に張り巡らされる羽目に。

解決策

コンセントの配置と数は、生活動線と家電の使用パターンを考慮して計画することが重要です。キッチンでは調理家電、リビングではスマート家電やモバイル機器の充電場所、各部屋のテレビやパソコンの配置場所などを具体的にイメージし、必要な場所に十分なコンセントを配置することが必要です。また、将来的な増設を見越して、予備のコンセントも設けておくと安心です。

3. 適切な照明計画

事例

50代の佐藤さん夫婦は、新居のデザインにこだわり、スタイリッシュなダウンライトを多用しました。しかし、引っ越し後に暗いと感じる場所が多く、特にキッチンや書斎での作業がしづらいことに気づきました。結果として、後から照明を追加することになり、手間と費用がかかりました。

解決策

照明計画は、部屋ごとの使用目的に合わせて行うことが大切です。リビングやダイニングなどの共有スペースでは、全体を均等に照らす照明と、読書や作業に適したスポットライトなどを組み合わせると良いでしょう。キッチンでは、作業台やシンク周りに十分な明るさを確保するために、手元を照らす照明を設置することが重要です。また、調光機能付きの照明を選ぶことで、シーンに応じた明るさを調整することが可能です。

4. エネルギー効率の高い断熱・遮音対策

事例

20代のYさん夫婦は、コストを抑えるために断熱材や窓のグレードを最低限にしました。しかし、冬場に室内が非常に寒く、暖房費がかさむことに気づきました。また、外の騒音が気になり、夜間の睡眠に支障をきたすこともありました。

解決策

エネルギー効率の高い断熱・遮音対策は、長期的な住み心地とコストパフォーマンスに直結します。断熱材や窓のグレードを高めることで、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を実現できます。また、外部の騒音を遮断するためには、二重窓や防音材の導入が効果的です。初期投資はかかりますが、長期的には光熱費の節約や生活の質向上につながります。

5. 室内の動線計画

事例

30代のTさん家族は、おしゃれなデザインにこだわりすぎて、キッチンからダイニングへの動線が悪くなってしまいました。毎日の料理や食事の際に、無駄な動きが多くなり、ストレスを感じることが多くなりました。

解決策

室内の動線計画は、生活のしやすさに直結します。キッチンからダイニング、リビング、バスルームへの動線をスムーズにすることで、日々の生活が格段に楽になります。特に、家事動線を考慮したレイアウトにすることが重要です。例えば、洗濯機と物干し場、収納スペースの配置を近くに設けるなど、効率的な家事動線を意識した設計を心がけましょう。

6. プライバシーの確保

事例

40代のIさん夫婦は、開放感を重視して大きな窓を設けました。しかし、引っ越してみると、隣家や通りからの視線が気になり、カーテンを常に閉めざるを得ない状況に。結果として、せっかくの自然光を活かせない状態になってしまいました。

解決策

プライバシーの確保は、居住者の安心感や快適さに大きく影響します。大きな窓を設ける際には、外からの視線を遮るための工夫が必要です。例えば、窓の位置や高さを調整する、すりガラスを使用する、または外部に目隠しとなる植栽を配置するなどの対策が考えられます。プライバシーを確保しつつ、自然光を取り入れる工夫をすることが重要です。

7. メンテナンスのしやすさ

事例

50代のKさん夫婦は、美しい外観を求めて複雑なデザインの外壁を選びました。しかし、数年後に外壁のメンテナンスが大変で、費用も高額になってしまったことに後悔しました。

解決策

住宅のデザインだけでなく、メンテナンスのしやすさも重要なポイントです。例えば、外壁材や屋根材は、耐久性がありメンテナンスが少ないものを選ぶことをおすすめします。また、内部の素材や設備も、掃除や修理がしやすいものを選ぶと、日常の手入れが楽になります。長期的な視点で、メンテナンスの手間とコストを考慮した選択をすることが大切です。

まとめ

新築注文住宅を建てる際には、デザインや機能性だけでなく、将来的な使い勝手やメンテナンスのしやすさなど、多方面からの視点で計画を立てることが重要です。今回ご紹介した7つのポイントを参考に、後悔のない家づくりを目指してください。各事例に基づいた具体的な解決策を取り入れることで、快適で満足のいく住まいが実現できるはずです。

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