竣工検査とは？【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.430】

滋賀県の甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは、びわこホームです。

注文住宅の竣工検査は、新しい住まいを手に入れる喜びと期待に満ちた時期です。長い間の計画と建設工程を経て、ついに完成が近づいてきたというわくわく感と同時に、検査では細部にわたる確認が求められます。お施主の立場から見た竣工検査は、この新しい生活のステージへの重要な架け橋となるものです。

今回はそんな最終確認をする竣工検査がどんなものなのか、ご紹介していきます。

竣工検査とは？

注文住宅における竣工検査は、新築住宅が完成し、建築会社や工務店から顧客に引き渡される直前に行われる重要な検査です。この検査は、建物の品質や完成度を確認し、契約通りに工事が適切に行われたかどうかを確認するために実施されます。

主な内容は以下の通りです：

1. 建物の外観や内部の確認: 壁、屋根、床、天井などの外観や内部の仕上げ状態を点検します。傷や汚れ、欠陥がないかどうかを確認します。
2. 設備機器の動作確認: キッチン、浴室、トイレなどの設備機器の動作を確認します。水道や電気などの設備が正しく機能しているかどうかをチェックします。
3. 安全性の確認: 建物全体の安全性を点検します。火災報知器、非常口、手すりなどの安全対策が適切に設置されているかを確認します。
4. 法規制の遵守: 建築基準法や地方自治体の規制に適合しているかどうかをチェックします。建物の構造や間取り、耐震性などが規定に従っているかを確認します。

竣工検査の結果、問題や不具合が見つかった場合は、建築会社や工務店に修正を依頼することができます。また、検査を通過した後に建物の引き渡しが行われ、顧客が住宅を正式に所有することが可能になります。

この検査の重要性は計り知れません。家を購入する際、お金や時間、労力をかけて夢の住まいを築くのですから、それが高品質であり、安全で快適な場所であることを確認するのは至極当然のことです。竣工検査はそのための大きなチャンスです。この検査では、建物全体の品質、機能性、安全性がしっかりと評価されます。

まず、検査では建物の外観から始まります。外壁、屋根、窓、ドアなど、建物の外観の美観や仕上げが注意深く確認されます。建物が設計通りに建設され、外観の仕上がりがきちんとしているかどうかがチェックされるのです。色合いや素材の組み合わせがお施主の期待通りか、または契約内容と一致しているかが重要です。

内部の検査も非常に重要です。床、壁、天井の仕上がりや仕様、色合いが契約通りかどうか、そして瑕疵（かし）や傷がないかどうかが見逃されないように注意が払われます。また、キッチン、浴室、トイレなどの設備機器の動作確認も行われます。水漏れや機能不全がないか、スイッチやコンセントの位置や数が契約通りかどうかなど、細かい部分まで見逃されません。

安全性に関する点検も欠かせません。非常階段や手すり、消火器、火災報知器などの設置状況が確認され、防災面での問題がないかが審査されます。建物が地震や火災などの災害に対してどれだけの安全性を持っているかが見極められます。

さらに、法令遵守も大きなポイントです。建築基準法や地方自治体の規制に沿って建物が建てられているかどうかが確認されます。建物の構造や間取り、耐震性が基準に適合しているかどうかが評価されます。これは将来的な住まいとしての安心感や価値を考える上でも極めて重要な要素です。

お施主としては、この竣工検査が新居の引き渡しにつながるという点も重要です。検査の結果、問題が発見された場合は建築会社や工務店に修正を求めることができます。そして、検査をクリアすることで住宅が正式に所有できるようになります。

この竣工検査は新しい住まいへの期待と同時に、大切な投資である住宅を適切に評価するチャンスでもあります。検査に立ち会い、細部まで確認することで、理想の住まいを手に入れるための準備を整えることができます。それは、安心して新しい生活を始めるための重要なステップなのです。