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主寝室が1階にある間取りのメリット・デメリット【滋賀県甲賀市注文住宅コラムVol.401】

2023.06.23

滋賀県の甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは、びわこホームです。

 

マイホームについて考えるとき、部屋の配置で悩む方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

ずっと住むことを考えると、年齢を重ねた時に1階に寝室があったほうが楽だと耳にするけどどうなんだろう、メリットとデメリットが知りたいと考える方はいらっしゃるはずです。

今回は1階に主寝室がある間取りのメリット・デメリットについてご紹介いたします。

主寝室が1階にある間取りのメリット・デメリット

使い勝手の良さから子育て世帯にも人気の平屋建てですが、平屋であれば日常の動線に配慮した間取りが考えやすいです。しかし一般的に平屋は2階建てよりも広い土地が必要になりますし、基礎や屋根の構造も複雑になるためコストがかかってしまいます。

そのため戸建ての場合は2階建てを選ぶ人が比較的多いです。


1.1階に主寝室をおくメリット

まずは1階に寝室をおく間取りのメリットは5つ。

「生活動線が短く毎日の家事が楽になる」「階段の上り下りがなく安全」などなど。特に小さなお子さんがいる家庭に嬉しいメリットが沢山あります。

家事や生活動線が便利に

1階に寝室をおく間取りは、家事や毎日の生活動線が短くなりやすいのが特徴です。

洗濯物を干すスペースや十分な収納スペースが1階に備わっている場合、上下階で分かれている場合に比べ家事動線は大きく短縮できるので家事ラクになります。

寝室、リビング、ダイニング、風呂やトイレなどが1階にまとまっていれば、上階に上がる頻度をぐんと減らすことができるので2階はほぼ使わないといったことも可能に。

子どもが大きくなるまでは上階を趣味用途で活用し、必要に応じてプライベートが保てる子ども部屋とするのも良いですね。

 

階段の上り下りが少なくて済む

1階に寝室がある間取りでは、日常的に1階だけで生活できるのが大きなメリットになります。

年齢を重ねると腰や膝が痛くなり階段の昇り降りが大変になりますし、妊娠中や小さな子どもを抱えての階段の上り下りは大変です。

万が一にも転ばないように、手すりをしっかりと握ってゆっくり緊張しながら毎回上り下りするのは大きなストレスになります。

子どもが成長し自由に動き回るようになれば、階段から落ちてしまわないかと気になって用事が済ませられないといったこともあるかもしれません。

しかし1階に寝室があるなら、日常的に階段を利用する頻度が少なくなりますので毎日の家事や育児の負担を軽減できます。

 

薄暗いと子どもの昼寝にも最適

間取りにもよりますが、1階に寝室をおく場合は北側が多いです。

北側は隣家と接していることが多いため窓も少なめで、構造的に外光を取り入れにくいことも珍しくありません。

日中でも薄暗いのはデメリットかと思うかもしれませんが、子どものお昼寝には調度いい暗さでもあります。

リビングやキッチンと同じ階にあれば赤ちゃんの泣き声も聞こえるので安心です。すぐに駆けつけられるため、安心して家事を済ませられますね。

 

夜間の災害時にも避難しやすい

1階に寝室をおく場合、夜間や就寝中に災害が起こったときの避難経路を短縮することができます。

1分1秒を争う緊急時には、スムーズに避難できる間取りはとても重要となるでしょう。

2階だとまず階段を降りてからはじまるところですが、玄関まで一直線に出られ、窓からも逃げられる点で1階に寝室をおくメリットは大きいでしょう。

 

病気や介護の移動が楽

家族の誰かが病気で寝込んでしまったとき、また将来的に介護が必要になったときなども1階に寝室があると重宝します。

ベットから出て数歩でリビングなので日常生活はもちろん、リビングから玄関までも近いので通院などで外出するときも移動しやすく負担が軽減されるでしょう。寝たきりや車いすでの場合も移動がかなり楽になります。

具合が悪い子どもの様子もリビングからすぐに確認しに行けます。

 

 

2.1階に主寝室をおくデメリット

次は1階に寝室をおく間取りのデメリット4つです。

 

防犯面での不安

戸建て、マンションやアパートにしても「1階は防犯面が不安」という認識を持っている方は多いでしょう。

たしかに1階は道路から家の内部が見えやすかったり、侵入しやすいと防犯面の不安があるのは事実です。

ただ必ずしも1階だから防犯面が不利になるということではありません。

例えば2階にリビングをおく間取りでは1階の様子がわかりにくい為に、家に居ながら空き巣に入られてしまった事例もあります。

忘れずに戸締まりを行う、補助錠の設置や音がなる砂利などを敷き詰めて侵入しづらくする、などの対策が必要なのは1階も2階も変わりません。1階だから2階だからと区別せずに日頃から防犯に対して意識をしておくことが重要なのです。

 

音が気になる

1階に寝室をおく間取りだと生活音や雑音が気になる可能性があります。

テレビ、冷蔵庫、洗濯機、玄関の開閉音のほか、給湯器やエアコン、室外機などの生活音に加えて、面する道路を通る人や車などの音も聞こえて来るでしょう。

すぐ傍に飲食店や人の集まるような施設などがあると大きな声が響くこともあります。

2階に子ども部屋があった場合、子どもたちの走る音や元気な声などの生活音も気になる可能性があるなど、音に敏感な人にとっては大きなデメリットとなるでしょう。

特に来客が多い家や夜勤の方がいる場合、リビングと隣接する寝室はあまりおすすめできません。

 

 

洪水や土砂災害時の危険性

2階建てを含む多階層住宅のメリットの一つが、災害時に「垂直避難」という選択肢ができる点です。

洪水や土砂災害などに見舞われた際、外へ逃げるよりも2階以上へ避難することで難を逃れた事例は数多くあります。

1階に寝室を含む居住施設をすべてまとめていた場合には、1階が水や土砂にのまれてしまい生活設備の一切が使えなくなることも考えなければいけません。

 

2階建てに比べてコストアップ

寝室が2階にある間取りに比べて、1階に寝室があるとコストアップにつながります。

理由は平屋と同じで寝室が1階にあると1階が大きくなり基礎工事・屋根工事の面積も比例して大きくなるので、施工する面積が大きくなると工事費用も高くなる訳です。

平屋では階段や2階ホールなどが必要なくなり減額部分が出来ますが、1階に主寝室がある場合は階段も、2階のホールも必要です。減額できる部分がないのが厳しい部分になります。

 

 

3.1階で生活できる平家風の間取りは人気

一般的に平屋を建てるために必要とされる土地の広さは25~30坪以上が一般的です。

一部を2階以上に配置するとして、20坪以上の土地がある場合は平屋風の間取りを採用するメリットは十分にあります。

生活時間のほとんどを家族が近い距離で過ごせたり、寝かしつけた子どもが起きてもすぐに気付けたり、さまざまな場面で便利さを感じられるでしょう。また子どもが大きくなったときに上下階で生活空間を分けるのも簡単で、介護を含む老後の生活環境としてもメリットは多くあります。

比較的広い土地を確保しやすい田舎暮らしでは、平屋風の注文住宅がトレンドです。

 

まとめ


1階に寝室をおく平屋風の間取りは、妊娠中から老後に至るまで多彩なメリットがあります。

特に大変な幼児期の子どもを持つ家庭では、メリットをより身近に感じられるでしょう。

敷地と予算に余裕があるなら検討してみてはいかがでしょうか。

ライフスタイルにあわせた間取りを考えて検討してみてくださいね。

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