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巾木って何?【滋賀県甲賀市新築コラムVol.395】

2023.05.29

甲賀市、湖南市、蒲生郡日野町、竜王町、東近江市で注文住宅をご検討される皆様こんにちは。

壁の下に沿って取り付けられている「巾木」、皆様はご存知でしょうか?

「はばき」名前は聞いたことあるけれど、なぜ設置しているかよくわからない、という方も多いのではないでしょうか。

 

今回はそんな意外と知られていない「巾木」にスポットをあててご紹介していきます。

 

 

意外と知らない?巾木って何?


1.巾木とは

巾木は「はばき」と読み「幅木」という漢字が使われることもあります。巾木は床と壁の境目に取り付けられる部材のことです。巾木があるご家庭は多いのではないでしょうか。

 

2.巾木の役割

壁と床の境目に巾木を取り付けるのには様々な理由があります。

床と壁の隙間を隠す

床と壁の間には地震などで振動や力が加わった時にその力を逃すために隙間が設けられています。巾木がない状態だとこの隙間にゴミが溜まりやすく、見た目も悪くなってしまいます。巾木はこの隙間を埋めるという役割があります。

床付近の壁の保護

床に近い部分の壁は家具を移動する時や掃除機をかける時にぶつかったりと様々なことから衝撃を受けやすい部分です。また床に近いので汚れもつきやすい部分であると言えます。これらの衝撃や汚れから壁を守るという役割も担っています。

 

3.巾木の種類

巾木には「出巾木(ではばき)」「入巾木(いりはばき)」「同面巾木(どうづらはばき)」などの種類があります。

出巾木

出巾木は壁面に対して巾木面が出ていることを指します。仕上材は厚みがあるため普通に壁に貼ると壁面よりも出ることになるのですが、よく見るタイプの巾木、最もポピュラーな巾木が出巾木になります。

入巾木

入巾木は壁面に対して引っ込んでいる巾木のことを指します。出巾木よりもきれいに納めることが難しく費用もかかりますが、埃が溜まりにくい点や家電などの配線スペースとして使えること、見た目がすっきりするなどのメリットがあります。

同面巾木

同面巾木は壁と同じ面上にある巾木で目地巾木(めじはばき)といった種類があります。こちらも入巾木と同様にすっきりとした見た目で家具と壁面の隙間をなくすことができます。

 

 

巾木ではソフト巾木と木巾木が用いられることが多いです。
ソフト巾木は塩化ビニールという柔らかい素材でできており、床がクッションフロアなどの塩ビ系のシートの場合によく使用されます。価格が安く施工しやすいのが特徴です。また床がフローリングなど木の素材が使われている場合は木巾木を使うことが多いです。木製のため厚みがあります。

 

4.巾木の選び方

巾木は部屋の雰囲気にも大きく影響します。巾木の色は壁か床のどちらかに合わせるのが一般的です。また色が濃いほど汚れやキズが目立たないため、用途に合わせて選ぶのも良いでしょう。

 

・床の色に合わせる
床の色に合わせると床が広く感じ、狭い部屋をより広く見せられます。
フローリングや木目調のフロアタイルなどを床に使用している場合は木目調の巾木を選ぶと一体感が出るのでおススメです。

壁の色に合わせる
壁の色に合わせるとシンプルですっきりした印象になります。また高さが強調され天井が高く見える為、吹き抜けのある部屋などにもおススメです。アクセントクロスを取り入れる場合、その部分はアクセントクロスに合わせた巾木の色を選んでおきましょう。そうすることでより一層アクセントクロスが際立ち、お洒落に見えます。

・アクセントとして使う
巾木の色を敢えて合わせず、アクセントとして使うテクニックも有りです。
壁と床の区分けをはっきりさせるので、お部屋全体が引き締まって見えるので、巾木が太いほどアクセントとしての効果を発揮します。
建具や家具、ブラインドなど他のアイテムと色を合わせると統一感が生まれます。

 

 

巾木は施工方法や材質、色や幅など様々な種類があります。また部屋の下部に位置しながらも部屋の雰囲気を左右する部分でもあります。家を建てたりリフォームする際には巾木にもこだわって素敵なお家にしてくださいね。

 

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